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平成11年第2回定例会(第2号 3月10日)

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  1. 福知山市議会 1999-03-10
    平成11年第2回定例会(第2号 3月10日)


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    平成11年第2回定例会(第2号 3月10日)              平成11年第2回福知山市議会定例会会議録(2)               平成11年3月10日(水曜日)                 午前10時00分 開議 〇出席議員(25名)     1番  有   幸 男 君      2番  立 道 正 規 君     3番  大 西   肇 君      4番  小 野 喜 年 君     5番  穐 田 司 正 君      6番  田 中 泰 治 君     7番  塩 見   仁 君      8番  井 上 重 典 君     9番  片 山 照 雄 君     10番  和 泉 すゑ子 君    11番  芦 田   廣 君     12番  荒 川 浩 司 君    13番  永 田 時 夫 君     14番  梅 原 万喜三 君    15番  竹 下   実 君     16番  武 田 光 正 君    17番  大 槻 公 一 君     18番  藤 井 節 子 君    19番  森 田 泰 英 君     21番  荒 木 治 清 君    22番  塩 見 惇 一 君     23番  松 原 忠 一 君    24番  西 川 由 也 君     25番  仲 林 清 貴 君
       26番  平 野   力 君 〇欠席議員         な     し 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長          中 村   稔 君  助役       髙 日 音 彦 君   収入役         香 月 芳 雄 君  企画部長     田 中 定 行 君   総務部長        芦 田 勝 己 君  福祉部長     芦 田 典 夫 君   市民部長        塩 見 英 樹 君  環境対策室長   谷 口 敏 郎 君   経済部長        塩 見   登 君  建設部長     杉 山   弘 君   福知山駅周辺整備室長  山 本 孝 雄 君  下水道部長    塩 見 辰 夫 君   財政課長        芦 田   昭 君  消防長      片 岡   悟 君   公営企業管理者     伊 東 義 彦 君  公営企業部次長  水 嶋 武 夫 君   病院事業管理者     藤 田 佳 宏 君  市民病院事務部長 大 内 昌 男 君   教育委員長       藤 林   稔 君  教育長      大 西 重 喜 君   教育部長        竹 下 一 正 君  教育委員会理事  井 本 哲 夫 君   選挙管理委員会事務局長 石 坪 一 秀 君  監査委員     丸 田 孫 一 君   監査委員事務局長    芦 田 英 夫 君 〇議会事務局職員出席者   局長          塩 見   晃 君  次長       浅 井 忠 司 君 〇議事日程 第2号 平成11年3月10日(水曜日)午前10時開議   第 1  議第57号から議第86号まで                   (質 疑)               ◎午前10時00分  開議 ○議長(塩見 仁君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。           ◎日程第1  議第57号から議第86号まで ○議長(塩見 仁君)  それでは、日程第1に入ります。  議第57号から議第86号までの30議案を一括議題とし、これより質疑を行います。  質疑の通告がまいっておりますので、これより順次発言を許します。  発言は、初めに会派ごとの順位による代表質疑を行い、続いて抽選による順位とし、発言時間は1時間を持ち時間といたします。  なお、回数は3回を限度とし、定時刻2分前になりますとブザーを1点鳴らして予告いたします。定時刻になりますとブザーを2点鳴らしてお知らせいたします。また、1・2回については、その都度、残り時間をお知らせいたします。  それでは初めに、3番、大西肇君の発言を許します。  3番大西君。 ○3番(大西 肇君)(登壇)  おはようございます。政和会の大西でございます。今期最後の質問となりますが、しばらくの間ご清聴をお願いいたします。  思えば、時のたつのはまことに早いもので、まさに光陰矢のごとしでございます。私は、私なりに明日の福知山の理想郷を求め、夢と希望のもとに平成7年6月の定例会に初めてこの壇上に立たせていただき、以来、何回となく市民の代表として発言の機会を得ました。その結果と内容は満足すべきものがあり、議会人として、おのれに恥じることなく、また、中には大変に無理難題を提言もいたしましたが、市長さん初め行政を担当される職員の皆様に至るまで事の必要性に対しまして真摯に受けとめていただき、解決と促進にご努力いただきましたことに対しまして、この4年間の任期を終えんとするとき、心から感謝を申し上げるものでございます。  私は、常々ユートピア、つまり理想郷を語り、夢見るのでありますが、はっきり言って理想郷なんて存在しないのです。そこに人がいる限り、人の心は日々新たで、かつ十人十色で、これを満たすことは不可能なのでございますが、この理想郷を建設しようとする心が前進を生む、時代は急速に変化し、市民みんなが意見を出し合い、市政を進めていく、理想郷を目指し前進すれば必ずやそこに活力が生まれ、未来が見えてくる、これが今後の市政発展の指針であり、第一歩の鍵となろうと私は考えるものであります。市長さんは、いつも行政と議会とは車の両輪と言われます。そのとおりだと思うのであります。今後ともともに手を携え、21世紀の北近畿の中核都市・福知山を建設したいものでございます。  それでは、前置きはこのぐらいにして、通告に従い質疑をさせていただきます。  初めに、広域道路網の整備促進についてであります。国道及び府道の改良状況と今後の見通しについてお尋ねいたします。  まず、建設省直轄管理道であります国道9号についてお伺いいたします。去る1月14日に発生しました金谷、猪野々地内におきまして、国道9号線沿いの山林が一部崩落しました。幸いにして防護柵で土砂がとまり、人身事故もなく大事に至らなかったことが幸いで、思えば恐ろしいことで、国・府・市道を管理される皆さん方のご苦労が痛いほどにわかります。しかし、余りわかってばかりおれないのが私ども議員でございます。責任もまた重大であります。そこでお尋ねいたします。現在、駅南の土地区画整理事業地内の国道改良につきましては、おおむね理解はしているところでありますが、区域外、つまり岡地内の寺町岡篠尾線付近から堀地内の国道175号線までの区間の今後の計画については、どのようになっているのか、支障のない範囲で、また岡地内におきましては、駅南の土地区画整理事業の計画に合わせ道路の切り下げがなされるとのことですが、許せる範囲の計画内容をお伺いいたします。  次に、同じく国道9号でありますが、かしの木台付近から上川口、野花地内、特に立原・牧橋付近は車の渋滞が甚だしく、これが解決にはどのような方法が考えられるのか、この際、私は思い切った発想でもってバイパスを建設することが必要と考えるものですが、道路を管理される建設省の考え方、あるいは本市としてはいかがなものか、その計画あるいは考え方があればお尋ねをいたします。  次に、国道429号についてお伺いいたします。この道路は、当初津山・福知山間をグリーンロードという名のもとに関係沿線の市町で同盟会が結成され、漸次改良が進められ、平成9年には国道に昇格し、改良はさらに促進していることと存じますが、事業の全体計画と進捗率並びに氷上郡青垣町から福知山間の事業の見通しなど把握されている範囲でご説明をお伺いいたします。  次に、府道改良でございますが、国道ではありますが実質は京都府で管理されております国道175号について、現在、堀・岩間間におきましては道路改良に鋭意努力されていただいているところでございますが、あの悪評高い塩津峠の改良の見通しはどのようになっておりますか、お尋ねいたします。お隣の兵庫県は道路はよいが、京都府はお世辞にもよいとは言えないと、よく耳にします。確かに最近の京都府の道路に対する取り組みは是とするところでありますが、全体評価はまだまだ低いものがあります。特に阪神間に通じる重要な道路でございます。私は、今ここで細かに塩津峠地内で発生するもろもろの事故、苦情を申し上げようとは思いません。また、そんなことは市長さんもよくよくご存じのことと存じますが、先ほども申し上げましたこの峠の改良、またはルート変更など検討がされているのかどうかお尋ねをいたします。  次に、談夜久野線についてお尋ねいたします。この事業につきましても沿線の関係各位の温かいご理解とご協力があって取り組まれておりますが、365日、車の渋滞で生活が脅かされる国道9号線沿い住民にとりましては、一日も早い談夜久野線の完成を願うものであります。このことにより国道9号線の道路事情も少しは改良されるのではないか、また1月に発生した法面崩壊事故など予期しない事故に対応するためにも、一日も早い完成を望むものでありますが、現在の進捗状況と完成年度計画についてお尋ねをいたします。  道路問題につきましてはこの程度にとどめまして、次に、市街地の雨水対策についてお尋ねします。  本市は歴代市長さんを先頭に市街地の雨水対策につきまして並々ならぬ尽力の結果、今日の繁栄を見ているところでありますが、さらに、これが確実なものにするために国・府と地権者の温かいご理解、ご協力のもとに土地区画整理事業とは切り離して京都府の手により現在の立派な弘法川しょう水路が完成されましたのであります。以来、このしょう水路のおかげで、現在のところこの区画整理地内には浸水はございませんが、昨年の秋の洪水であと50センチ水かさが上がっておれば、荒河の土地区画整理地内の住民なりスーパーなどは避難しております。現実にスーパーなどは商品の撤去を検討されたやに伺っておりますし、また周辺の住民の皆さんも大変に心配をされていた様子であります。  今、私が申し上げたいのは、せっかく多くの方々のご協力を得て土地区画整理事業が立派に完成し、予想以上に早く土地の有効利用が図られ、不景気風どこ吹くものぞと言わぬばかりに見事な繁栄を見ているところでありますが、これが一たん浸水すると、やっぱりなあと悪評が飛び交い、せっかくのまちづくりもそれこそ水の泡、まさにバブルの崩壊ということになりかねません。で、私は、市街地を水から完全に守るためにも、この新設しょう水路に排水ポンプの設置を強く求めるものであります。仄聞するところによりますと、建設省の説明では、弘法川のサイホンの管理が不十分であり、これが十分に管理されておれば流域面積とか過去の降雨量と絡めて十分に対応できるとのことですが、サイホンの管理もなかなかご苦労で困難を極めております。  現在の世相がそうするのか、河床には長いパイプなり軽量鉄骨、自転車、テレビ、各種のタイヤ、時には小型冷蔵庫などが不法投棄され、出水期にこれらがサイホンで大きな障害となることは必至であります。また、近年の気象変動は従来の経験では把握しがたいものがございます。サイホンの水路断面の維持管理もまた至難であります。市民の生命、財産を守るためにも、やはり排水ポンプ場の設置が急務と私は考えるものですが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。  次に、福知山駅前駐車場と市道駅前栄線の一方通行の見直しについてお伺いします。  駅前広場はどこともそうでしょうが、乗降客の送り迎えで大変に混雑します。特に天候の悪い日にはその混雑もひとしおで、私の手元にこんなお便りが届きました。要約しますと、89歳の母親を福知山病院に入院させるため駅に出迎えに行かれましたが、この狭い場所、車を停車させる適当な場所がなく、大変に不便を感じたというもので、また、いろいろのトラブルの発生のもととなるやもしれません。  そこでお尋ねします。現在の市営福知山駅前駐車場の30分以内の駐車場料金の低廉、無料化はできないものでしょうか。もちろん周辺に及ぼす影響も判断しなければなりませんが、なお駐車場の利便を考え、現在の御霊神社岡線より福知山駅に至る進入規制を福知山駅から御霊神社岡線進入規制変更ができないものか、あるいは駅前から駐車場入り口までの区間の進入規制を解除することができないものかお尋ねいたします。区間の規制解除は先例のあることは市民もよくよく承知しています。このあたりで発想の転換を図ることも決してむだではないと考えるものですが、いかがでしょうか。そのことが駅前の混雑の緩和と電車の利用促進にもつながり、また、駐車場の料金につきましても、今後の土地区画整理事業の絡みも検討の上での判断ともなるでしょうが、また、あくまでも当面の駐車場ということでもありますが、路線の規制区間の問題は、再開発に支障のない範囲で、駅前の車の混雑の緩和をすることを目的として前向きに検討していただくことは、決してむだではないとあえて申し上げるものでございます。  次に、有害鳥獣の駆除についてお伺いいたします。このことにつきましては、以前にもお尋ねしたものでございますが、具体的にお尋ねするのがよいかと考え、改めてお尋ねするものです。  本市の農業形態は、耕地面積が少なく、若者が農業に専従して生活を営むことはなかなか至難とするところであります。理屈では農業を、あるいは農地を守る大切さ、農家に生まれ、育った者として何人にもまさる思いは強いものがありますが、現在の社会情勢の中できれいごとでは済まされない、まずはおのれの生活、家族の生活を守るためには、どうしても日々の生活費を他に求めなければならないわけで、兼業は必至ですし、また兼業が悪いということではありませんが、このままだと歌を忘れたカナリアになるのではないかと私は憂うものであります。  そうした中、まさに情熱と汗の結晶、努力のかいあって見事なできばえ、いざ収穫と思いきや、一夜のうちにイノシシ、シカ、熊、ウサギ等々などの夜襲、来襲、投資した肥料代、苗代はおろか、一円の収穫もないことはまれではないのであります。この無念を国土を守り、農地を守ろうとする農家の人たちはだれに訴えたらいいのでしょうか。これでは農家はますます疲弊するのであります。ならば農民も立ち上がろう、有害鳥獣の駆除にということでございます。よく世間では動物愛護とか鳥獣保護とか言われますが、人間あって鳥獣であって、鳥獣あって人間ではないのであります。私は、農業を阻害する有害鳥獣は保護するなかれ、鳥獣は人の管理のもとに置けと、あえて訴えたいのであります。これが仮に人が荒らしたとなるとどうなるでしょうか。言うまでもないこと、ならば有害鳥獣の捕獲を断固、強固にせねばならないと訴えるものであります。  本論に入りお尋ねします。平成10年度の本市内での有害鳥獣の捕獲状況についてお尋ねします。熊、イノシシ、シカ、タヌキ、ヌートリアなどなどでございます。二つ目には、現在捕獲檻の貸し出しはできているのか、大型有害獣の檻の年間貸し出し状況はどうなっておるのか、何基ほど貸し出しすることができるのかお尋ねをします。これら野生哺乳動物が1市3町、つまり福知山振興局管内でどのぐらい生息していると推測されておりますか。四つ目には、環境庁あるいは京都府では、この福知山管内での野生哺乳動物適正生息数は何頭ぐらいかお尋ねいたしまして、私の第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長、答弁願います。 ○市長(中村 稔君)  国道9号線の福知山大橋から緑ケ丘付近までの問題ですが、これは約長さにして700メートルの区間になっております。昨年より用地の測量、建物の調査に入っていただいておりまして、今年度の末にはその成果もまとまる見込みだということで聞いております。11年度から用地買収をお世話になる予定でございまして、工事費につきましては、順調に用地の買収が進めば、平成14年度あたりから計画どおり進捗になるというふうに聞いております。それから、この緑ケ丘の信号の付近では最大5メートル70センチほど現道より下がるということで、大分改良ができるのではないかなという感じがいたしますし、また堀地内におきましては、平成11年度より国道175号線を越えて、さとう前の信号付近までの橋脚工事に着手されるというふうに聞いております。  それから、かしの木台の問題で、国道9号との改良計画で車の渋滞が甚だしいが、この解決の方法はどうかということでございますが、これは新庄橋以北の国道426号の交差点までの拡幅問題というふうに承知いたしますときに、この登尾トンネルの開通やとか、あるいはジャスコの開店を初めとした国道9号沿線の開発進展に伴いまして、交通量が増加してきていることは事実でございまして、この区間の延長の必要性は十分承知をしております。いずれこの区間については、建設省の方で基礎調査は終えていられるというふうに聞いておりますが、整備計画また都市計画決定がなされておりませんので、北への延伸は、まずこの都市計画決定の区間の事業促進を図るということがまず第一であろうというふうに考えております。将来を見据える上で一日も早い都市計画決定について建設省にお願いをしてまいりたいというふうに思っております。  それから、429号線の問題でございますが、これは426が完成をいたしましたので、次は429号だというふうに我々は理解をしており、この道がやはり豊富街道を非常に有効に働きかけ、また播但道路にもつながるということになろうと思いますし、同時にまた上豊富の地域を非常に青垣町との結びつき、中佐治の問題、地区500メートルの区間が10年度から実施されるというふうに聞いておりますときに、この429号というトンネルでの開通というのは非常に本市にとっては大きな問題だと、大切な問題だと。改修の促進期成同盟会も結成をしておるところでございまして、鋭意これは努力しなければならないというふうに思います。  それから、次の175号線の改良で塩津峠でございますが、これはご存じのように段差というものが解消をされまして、非常に通りやすくなったというふうに承知をいたしております。ただ、こちらの方の森垣岩間間の道路改良というものを府でお世話になっておりまして、これの総延長が570メートルのうち490メートルの川側の擁壁工事が終わりまして、残る80メートル区間につきましても11年度には完成するというふうに聞いております。兵庫県の方は非常に塩津峠を越えたとこに非常に団地もできかけておりますし、当方としてもこの塩津峠の改良ということについては意を用いていただきたいものだというふうに考えております。  それから、談夜久野線の問題でございますが、談夜久野線は、ご存じのようにゆずり峠という非常に上豊富から、下戸から千原へ抜ける道路でございますが、非常に早くこれもやっていただきたいものだというふうに考えますし、また、府道談夜久野線道路改良促進同盟というものも地元にはできておるようでございまして、これなんかとともに、ひとつ早期に着手されることを望んでおるわけであす。  それから、弘法川の問題でございますが、この本川は大体1,940メートル、しょう水路が420メートルということで、昭和50年から工事に着手をされまして、平成7年には完了をいたしたようであります。しょう水路の流木にはポンプ場の用地が確保されておりまして、設置の必要性は建設省も認識していただいておりますけれども、平成7年度に荒河排水機場のポンプ1機が増設されているとともに、由良川の改修全体の整備率も低い現状の中で今のところ、当施設の建設の計画はないというふうに聞いております。  次、駅前の栄町線の一方通行でございますけれども、これは非常に難しい問題でございまして、市営の福知山駅駐車場の出入り口までの間のことだというふうに承知いたしておりますが、既に駅周辺の土地区画整理事業に着手いたしまして、日通の建物は既に解体をされておるわけであります。暫定的な利用、事業の促進と交通安全上の整合性を図るために関係機関と十分協議していく必要があろうと、関係機関というのは警察、公安委員会でございます。それから、料金の問題をお尋ねでございますが、現在のところこの料金云々ということは、ちょっと考えてはいないわけであります。  それから、有害鳥獣のことにつきましては、経済部長の方から答弁をしていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  経済部長。 ○経済部長(塩見 登君)  それでは、平成10年度の捕獲状況についてでございますけども、猟期中のシカ、イノシシの捕獲実績につきましては、シカの雄が204頭、シカの雌が14頭、イノシシが159頭、獣類の総計が408頭、鳥類の総計が586羽でございます。  その次に、捕獲柵の貸し付けについてでございますが、現在、捕獲柵の設置事業によりまして実施をいたしておりまして、設置箇所数を増やすに当たっては地元なり駆除隊等と十分連携が必要でありまして、今後とも実施効果等を考慮しつつ進めてまいりたいと考えております。  その次に、生息頭数についてでございますけども、振興局管内1市3町ということでお尋ねがあったわけですけども、ちょっと数字を持ち合わせておりませんので、京都府下のシカの現時点での生息数によりますと、福天地方以北3市11町の区域でございますけども、推定生息数は3,000から5,000となっております。その他、鳥類につきましては数字を持ち合わせておりませんので、お許しをいただきたいと思います。  それから、適正な生息状況でございますけども、現在のシカの生息密度は1平方キロメートル当たり平均で9頭から13頭でありまして、平成12年度末にはこれを半減したいという計画を持っております。  それから、ちょっと平成10年度の捕獲状況のところで、猟期中のシカを申し上げたんですけども、駆除実績につきましてつけ加えさせていただきます。シカの雄が53頭、シカの雌が31頭、イノシシが18頭、獣類の総計が118頭、鳥類の総計が97羽となっております。鳥類につきましては、大体キジバト、スズメ、マガモ、カラス、ハト、スズメといったものの総計でございます。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  3番、大西君。 ○3番(大西 肇君)  自席から失礼します。よくわかりました。特に私、有害鳥獣について強く訴えるのは、本当にせっかく作ったものがということで、今さらくどくどは申し上げませんけども、本当に勤労意欲という、農業意欲というのをなくしてしまうという、農家の方に対して本当に私たちこういう立場におりますと、済まないことだな、申しわけないなという、こんな気持ちがしてならないので、特にこういったことを申し上げるものでございます。普通、自然界におきましては、どうしても自然淘汰ということがございまして、それぞれがそれぞれの縄張りの範囲で生活をしていくいうことから、幾ら放っといても数が無制限に増えていくというもんではないんですけども、豊かな、いわゆる農地に出てくると食糧が何分にも家畜にしてみればあるもんでございますから、現在のような非常に量が増えてくる、先ほども適正生息数からいうて大幅に増えておるというふうなことがございます。そういったことで何とか、さらなるご指導とご協力を賜りたいなと、こんな思いがあるわけでございます。  どうかそういった点にできるだけの配慮をしていただいて、農民が本当に安心して農業に励んでいくというんでしょうか、私の田舎では、それこそ夜に、ひどい人は泊り込んで、実は、山田に泊り込んで、カンテラつけてやってるんですが、自分はおやじさんのかわりに行って、もう笑えない話なんですが、行って、そして起きてラジオかけて見張りをしてるんですけども、つい寝てしまったんですね。そしたら、朝起きてみれば目の前もうみんな荒らされてしもうて、笑うにも笑えないというような状態のことが実際にあるわけでございます。そんなことがございますので、できたら、その檻を余り難しい規制のもとでなしに、もちろんそういうご指導はいただかなきゃなりませんが、貸し出しおりをつくって、自己防衛をするというんでしょうか、そういう捕獲柵を作っていこうというためにも、ひとつ何分のご配慮を賜りたいということをお願いを申し上げまして、私の質問をこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  次に、19番、森田泰英君の発言を許します。  19番、森田君。 ○19番(森田泰英君)(登壇)  私は、新政会を代表して質疑を行います。  その前に、3期目を迎えられました中村市長を核心として、市職員の皆さんが一丸となって昼夜を分かたぬご苦労に対し、その労を大いに多とし、深く敬意を表するものであります。特に昨年後半からは、老人福祉のさらなる充実に向けた介護保険制度の導入に伴う対応、あるいは緊急経済対策の一つとして行われる地域振興券の交付準備、さらには平成10年度の第3次補正予算を含む、いわゆる15カ月予算とも言われる平成11年度の予算編成等、大変なご苦労をいただいているところであります。  さて、市長が施政方針の中でも言われておりますとおり、明治維新、そして第二次大戦に続く第3の大きな変革期とも言われるすべてに大幅な改革を求められているとき、また、日本の存亡も問われるほどの経済不況のもと、限られた財源の中で経費のさらなる合理化、効率化、重点化を図りつつ、予算総額で約600億円という積極予算を組まれ、間もなく迎えます21世紀を見きわめ、本市のさらなる発展を目指して、まず一つに豊かな人間性や創造をはぐくむ人づくり、二つに市民福祉を高め、活力に満ちた地域社会づくりの促進、三つに21世紀へのかけ橋となる都市基盤づくりと、安全で快適なまちづくり、の基本的施策を重視して施政方針をもとに予算を編成されたことは、まことに評価に値するものであります。これの誤りなき執行に当たっては、我々議会も一丸となって協力し、実効のあるものにしていかなければならないと思うのであります。  さらに、地方分権におきましても第4次勧告が出され、これが推進にも本市に応じた具体的施策を着々と進められておりますが、近く第5次勧告が出されることも予測され、これへの対応も大変困難が伴うものであると考えられますが、市長におかれましては、あくまでも本市の実情、そして将来をしっかり見きわめた対応をお願いするものであり、特に国に対しては適切な具申を行っていただき、北近畿の中核都市を目指す本市にふさわしい行政改革に取り組んでいただきたいと願うものであります。  それでは、通告に従って質疑を行います。まず、教育についてであります。  私は、いつも思っているところでありますが、我々大人は、今余りにも過激なメディア社会に振り回されているのではないか、いま一度冷静になって、次の世代を担う子どもたちに社会生活上のルールやモラルを重んじる倫理観、道徳観の向上に資するための姿を黙って示してやれる社会づくりが今最も大事なときではないかと思うのであります。心の教育は、我々大人が範を示すことによって、みずからが学びとるものであると思います。その中において、大人の善導とアドバイスによって、みずから考え、判断して、行動のできる、生きる力を養っていくものだと考えますが、そこで市長が申されている子どもたちの生きる力の育成についての具体策の一例と心の教育の方策についてお聞かせいただきたいと思います。  ここである新聞投稿欄にありました「モラルの向上を願う」というある方の記事をちょっと紹介をさせていただきます。内容は、富士山への登山者が投棄しますごみを見て、また、そのごみの回収に努めている地元ボランティアの方々の姿を見て、今の大人たちのモラルはどこに行ったのか、民主主義の世の中で個人や法人の権利が主張され、それを認めるようになってまいりました。権利を享受することに重きが置かれ、義務を果たす心をどこかへ置き忘れているのではないだろうか。これは今の大人社会のほんの一部を示す姿であります。  次に、社会教育の中で多様な学習活動が自主的に取り組めるように、その機会と情報の提供に努めるとありますが、その具体的なものをお聞かせください。  次は、福祉についてであります。  今、我が国は人生80年という世界一の長寿社会を迎え、その幸せを享受するに至りました。大変喜ばしいことであります。しかしながら、一方で高齢者の方々の中に将来への不安が広がっていることも、これ確かであります。この不安を少しでも解消し、さらなる幸せを追求するための一つとして介護保険制度が導入されることになったわけでありますが、この保険料は利用者の負担以外は、90%を公費と、それから40歳以上の人の保険料で賄われることになっております。65歳以上の方々の保険料は今のところ平均月額2,500円と算定されておりますが、これに対し円滑な財政運営に不安を抱いている地方自治体も少なくなく、おのおの自治体が算定した個人の保険料も2,500円では不足し、3,000円、4,000円、いや、それ以上が必要であると考えている自治体もあります。もちろん各自治体のサービス水準によって異なるものではありますが、そこで本市の負担見積もりと個人負担の算定見積もりをお聞かせください。また、老人福祉計画見直しのポイントと、さらに地域福祉推進特別対策事業の具体的なものについてもお聞かせ願いますとともに、福祉の拠点とも言うべき総合福祉会館の駐車場を含みます整備のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。  次に、環境対策について、まず、環境基本計画の概要についてお聞かせください。  さて、今や大きな社会問題にまでなっているダイオキシン対策でありますが、本市においても市民の皆さんの自主的努力も大いに積極化してまいりました。その中において行政としても重要課題の一つとして取り組み、分別収集への取り組みを初め、現焼却炉も国の基準をはるかに下回る数値にするべく改良策を行い、その安全性に万全を期しているところであります。また、現在建設中の新型焼却炉も平成12年度当初から稼働することになっており、全国でも有数の、誇れるものであるとのことですが、しかし、国はさらに基準値を下げることも懸念されますので、それへの対応も可能なものになるようお願いをするものであります。  また、ダイオキシンの検査体制でありますが、現在国内には測定能力向上のための研究機関が官民で48機関、公立12、民間36機関あるわけでございますが、国はこれへの充実・強化策を講じることとしております。さて、本市の検査測定はどのようにされているのかお聞かせください。  次は、不燃物回収体制でありますが、現行の月2回の回収を週1回にしてほしいとの要望が先般の女性議会を初め市民の皆さんから強まっておりますが、これも皆さんのダイオキシン対策への強い思いから行政のみではなく、ごみを出す自分たちの細かな分別努力がまず大切であるとの認識に立っての意見であると考えます。私も1カ月間、近所の人や友人たちにご協力をお願いし、試行してみました。それは徹底した不可燃物ごみの区別であります。その結果、不燃ごみは可燃ごみの約3倍になることであります。要するに、かさばるわけであります。これの2週間の保管場所ですが、一戸建て住宅では何とかなります。官舎あるいはアパートでは、確かに置く場所に工夫をしなければならず大変な困難な状況にあります。このような結果から、分別・区別に真剣に取り組もうとしても、その意欲を欠く要因になっていると思われます。私も正直言って行政への要求だけでなく、自分たちのモラルに基づいた工夫と努力をすべきではないかと思っておりましたが、必ずしもそうではないことを実感した次第であります。このような中で可燃ごみを週1回にしてでも不燃ごみを週1回回収にしていただきたいとの意見すらあります。もちろん諸経費等、財政上の問題もあります。したがって、市長が申されておりますように、ごみ端会議の意見を確認の上、判断して対応したいとのお考えを大いに尊重いたしますが、いま一度お考えをお聞かせください。  次に、ガス事業でありますが、地元奥野部地区を初め関係地域の皆さんの大変なご理解とご協力により、懸案でありました天然ガスへの転換が完了し、より安全で安定した供給が図れることになり、21世紀への基盤整備ができました。これを機に奥野部、和久寺地区の方々から出されております強い要望にこたえるべく、供給区域の拡張計画はありませんか。今後の計画についてお聞かせください。  最後に、連続立体交差事業並びに国道9号線拡幅事業の進捗状況についてでありますが、これは先ほど大西議員も質疑をされましたが、私はあえて地元議員としての立場から申し上げたいと思いますので、大変ご面倒をかけますが、どうかよろしくお願いをいたします。  さて、この両事業でありますが、特に連続立交につきましては、本市の都市基盤整備の根幹とも言える重要な事業と位置づけ、これが促進には万全をもって努力していただいているところでありますが、これも関係住民の皆さんの大きなご理解とご協力によらなければならず、また国道9号線につきましても、昨年福知山道路の拡幅に着手していただいたところでありますが、この促進にも長い間、気をもまれた関係住民の方々のご協力が必要であることは言うまでもありません。そこで、この両事業について進捗状況と今後の見通しをお聞かせいただきたいと思います。
     以上、申し上げました以外にも多くの難課題が山積している中、また社会、経済、政治、情勢の大変な不安定な状況のもとで、さらに市民ニーズの多様化を踏まえた行政のかじ取りは大変なことであると思いますが、どうか市長を先頭に市職員の皆さんの今世紀末の締めくくりと次世紀の幕あけにふさわしい行政の推進にご努力いただきますことを願いながら、私の1回目の質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  大西教育長。 ○教育長(大西重喜君)  それでは、最初にご質問のございました子どもたちの生きる力の育成なり、あるいは心の教育、また社会教育における問題等について具体的に話せということでございますのでお答え申し上げたいと思います。  まず、生きる力についてでございますけれども、この「生きる力」という言葉でありますが、これは戦後50年、知・徳・体を一つにまとめた言葉がなかったわけでありますけれども、今回、中教審の答申で初めて「生きる力」という形で出てきたものでございます。つまり、一つの知は、いかに社会が変化しようとも自分で課題を見つけて、みずから学び、みずから考え、主体的に判断をし、行動をして、よりよく問題を解決する資質や能力、いわゆる知の部分でございます。二つ目は徳の分でございまして、みずからを律しつつ、他人とも協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間像、これが徳というものでございまして、三つ目が体で、たくましく生きるための健康や体力、この知・徳・体を一つにまとめて、この力を生きる力と、こういうふうに名前をつけたということでございます。  これまでの教育がどうしても知育中心であったというふうな反省から、今回はみずから学び、みずから考えるという、そういう自立を中心として教育の転換を目指しておりまして、これまでも言っております知・徳・体がバランスがとれている教育を目指すということで、豊かな人間性とたくましい体をはぐくむ、これが生きる力の基本であると、こういうことでございまして、それに向けて教育内容の改革も行われてるわけでありますが、特に特徴としましては、各教科や今度新しく創設されます総合的な学習の時間などに体験的な学習、そしてまた問題解決的な学習、そしてまた、調べ方や学び方の育成を図る学習を重視をしております。みずから調べて、まとめて発表する活動、話し合い、討論等も中心に大事にしていくということでございまして、特にこの総合的な学習の時間では、各学校が創意工夫をして教材の、教科の枠を越えて教育課程といいますか、学習内容を作っていくわけでございまして、その中には国際理解、情報、環境、福祉、健康というふうなあらゆる面にわたったものを総合的、横断的にまとめて教材として学習させていこうということでございまして、その中でも特に自然体験、ボランティアというふうな社会体験、観察や実験、見学や調査、発表、討論というふうな学習形態をとりまして、体験等、生産、あるいは物づくりというふうなことも含めて取り組むというふうなことを今既に移行として研究中でございます。しかしながら、この生きる力というのは学校に任せておけばええというものでございませんので、家庭や地域、関係機関の支援や協力がどうしても必要でありますし、特に学校週5日制が完全実施になりました場合、その2日間のお休みの時間もこの生きる力に大きく影響をしてくるだろうと、このように考えております。  続いて、心の教育でございますが、これは、これも中教審から答申があったとおりでございまして、心の教育というもののなすべきことは社会全体であって、学校だけではないと、家庭、地域、学校、三者そろってこの心の教育に取り組まなきゃいけないと、こういうことでございまして、議員さんお説のとおり、社会全体、大人社会のモラルの向上というふうなものが大事でございまして、家庭におけるしつけ、学校での道徳教育の見直し等が提言をされておるわけであります。具体的に言いますと、幼稚園では草花や動物の世話、飼育などをして、自然体験の中で思いやりや美しいものに感動する心を育てるとか、友だちとの遊びの中で善悪の判断力、通じ合う心、助け合いなどを経験していくということでございまして、小学校へ入りますと道徳の時間を徳育のかなめの時間として心の響き、感動を与える授業を展開するということで工夫をする。特に体験の中から道徳的体験、道徳的実践の中から道徳心も育てていきたいということで、その学んだことをボランティアとか自然体験、ふるさと芸能の伝承、勤労生産活動というふうに発展させていきたいと、このようでありまして、その中から協力だとか思いやり、自立心、責任感などを育てていこうと、こういうふうな取り組みを考えておるわけであります。  それから、このことは学校だけの問題でないということで、本市としても、もうご承知のとおり、平成10年度は心の教育実践活動というのを行いました。市内全地域公民館を中心に各種団体おもぞろうてそれぞれの役割を果たしながら実践活動に取り組んでいただきました。二、三日前にその全体委員会を開いて反省会をしたわけでありますが、本当にたくさんの方々がそれぞれの立場で心の教育実践のために、この心の問題は子どもの問題というよりも、むしろ大人の生き方の問題だということで、大人の心のありようの問題ということで真剣に取り組まれた結果が発表されました。本部としては、それを1年間のまとめをビデオに撮っておりますので、また議員さん方にも見ていただきたいと、このように思っております。そのようなことで、本市としても心の教育を引き続き、今年の実践をもとに、さらに改善をしながら、息の長い取り組みにしていきたいと、このように考えております。  最後に、社会教育について多様な学習活動ということでございますけれども、それと広報につきましては、ご承知のとおり生涯学習というのは、生涯を通じて、いつでも、どこでも、だれでも必要なことを学ぶことができるという体制をつくるというのが生涯学習社会でございますが、そのところでは、教育委員会は学習者のニーズ、市民のニーズ、学習ニーズに合ったプログラムをつくって提供に努めておるということでございます。公民館講座とか図書館の活動、あるいは各種団体の学習活動、文化協会、高齢者大学、乳幼児学級、婦人会、PTA、子ども会、そういうふうなところで援助等をしておるわけでございますが、この中身については「広報ふくちやま」あるいは市教育委員会の広報、各戸配布のものですが、これで年間の計画等についてもお知らせをしておるということでございますし、自治会でも回覧をいたしております。そういうことでございます。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  福祉関係について、介護保険制度等についてお答えをいたしたいと思いますが、この保険運営自体は、これはそのおられる、お住まいの市町村が行うということでございまして、また個人の費用というものとは違うわけでございます。介護保険の制度は、ご存じのように、これからの高齢化社会のサービス費用の負担を考えた、いわゆる社会保険制度になっておりまして、介護費用の1割は利用者が負担をし、残りの9割を保険料と公費で半分ずつ負担する仕組みであります。公費の内訳につきましては、国が25%、府が12.5%、市は府と同じ12.5%になっているということであります。それで半分、国が25、府が12.5、市が12.5ということで、50%が公費の負担ということであります。  そういうことになっておるわけでございまして、それから個人の負担というのは、これはどうなるかということでございますが、個人につきましては、平均して今2,500円というふうなことを言っておりますけれども、これは、とてもそれだけの費用ではおさまらないだろうというふうに考えますときに、将来やはりこのヘルパーだとか、あるいはまたいろんな介護問題、各介護のサービスの報酬なんかが出てくるわけでございますが、その介護報酬の1割を負担するサービス事業、そしてサービス事業所に支払うということになるわけでありまして、これは平成12年4月から実施ということでございますので、もう早急に事業を進めなければならないというふうに思うわけであります。そういった利用料につきましては、原則として1割の負担ということになるわけでございますけれども、この中には、やっぱり食事だとか、あるいはまたいろんなボランティアの問題も出てくるわけでございますので、これが今2,500円というふうなことには、とてもそうにはならない、もっと増えるということは必至であろうというふうに考えておるわけであります。  それから、ダイオキシンの環境問題でございますが、今、大体見ていただいてわかりますように、大きな煙突が59メートルあるわけでございますけれども、あれが今、立ち上がっている。そしてまた、今、炉の方をやっていただいておるわけでございますが、これは今の基準よりも大体12時間稼働で10分の1のダイオキシンを目指しているということでありまして、国の基準は1ナノグラム以下でありますけれども、市といたしましては0.1ナノグラム以下というふうに考えているところであります。今日ダイオキシン問題が全国的にも非常に取り沙汰されておりますけれども、そういう意味では、本市の場合は一歩先んじてるというふうに思っておるわけでございまして、非常によかったというふうに考えるわけであります。  それから、ごみの収集で燃えないごみ、これも施政方針で申し上げましたように、ごみ端会議の意見を十分参酌をしながら、いずれこれは1カ月、収集日を増やしていくというふうにやりたいとは思っておりますけれども、やはり女性のご意見を十分そこには検討をしてまいりたいというふうに思っております。  それから、ガス基地の問題でございますけれども、これはガスの周辺地域は、民間の圧迫等もございますし、なかなか言うべくして難しい問題が出てまいります。これは十分に考えていかなければならないというふうに思っておるところであります。  それから、連続立体交差事業の進捗状況でございますけれども、これは平成8年5月に事業認可を受けまして、平成9年10月に起工式を行いました。基本的には6分の1を市が持たなければならないということになるわけでございますけれども、これとても非常に大きな膨大な金額でございますので、それを今からやはり蓄積をしなければならないというふうに考えておるところであります。特に山陰線の仮線の工事につきましては、本年の2月から3月にかけて切りかえ工事が行われていたところでありまして、もうそれにつきましては一部できておるわけであります。  それから、連続立体交差事業の今後でございますけれども、平成11年度におきましても引き続き高架の本体工事を実施する予定であるということでありまして、必然、それには、先ほど申しましたように財源が市として必要になってくるわけでありまして、その分を今から十分蓄えておく必要があろうというふうに思います。  それから、国道9号線の岡地域における拡幅事業の進捗でございますが、大橋から緑ケ丘付近までの約700メートル区間を総幅員41.5メートルの4車線の道路に整備されるものでございまして、昨年から用地測量、建物調査に入っていただいておるわけであります。今年度末には、その成果がまとまる見込みで、11年度からは用地買収が進められる。この用地費は市のものでございますので、その財源でもってこの駅の立体交差なんかの費用に充当をできればいいなというふうに考えておるわけであります。順調に進みますと、用地買収及び物件移転を11年度から4年かけて行いまして、その後14年度あたりから工事にかかるという計画見通しというふうに聞いておるところであります。この事業の実施にあたりましては、相当数の物件移転を伴うわけでございますが、主に緑ケ丘の区画整理事業区域内の移転用地として紹介をしながら、地権者の皆さんのご意向をお伺いしながら計画的に進めていきたいというふうに考えております。計画的というのは、先ほど申し上げましたこの立体交差事業の財源に充てることができれば非常にありがたいというふうに考える次第であります。  ちょっと言い間違えておってあれだったんですが、ダイオキシンの炉の稼働でございますけれども、これは僕12時間と言ったようですので、24時間稼働に訂正をさせていただきます。  それから、老人保健福祉計画の見直しのポイントということであったようでございますが、それを漏らしておったようですが、介護保険の給付の対象とならない寝たきり予防や健康づくり等の保健福祉サービスを含めまして、また新たに策定をいたします介護保険事業計画の内容と調和を図りまして、地域社会での高齢者施策に係る総合計画として策定をしていかなければならないと考えます。  それから、ダイオキシンの濃度の測定ということは、これは簡単にやれるというものじゃございませんので、これはやはり、その筋によって出していかなきゃならないというふうに思います。したがって、前回発表ができている約25ナノグラム、国の基準の約3分の1の数値にいたしましても、そう簡単に出た数字じゃない、やはり相当の関係機関で調査をして出された数字であるということを申し添えておきたいと思います。  今、福祉会館の質問もあったようでございますが、福祉会館は、私としましては今のとこ、そういったことは考えていないわけでありまして、以前はそこにございます総合福祉会館がその役目を果たしていたわけでございますけれども、この前の女性議会ででも女性のセンターというふうな、そういったご質問もあったように記憶いたしておりますが、その際に、今のところはそういったことは考えていないというふうにお話をしたというふうに記憶をいたしております。 ○議長(塩見 仁君)  福祉部長。 ○福祉部長(芦田典夫君)  ご質問がございました地域福祉推進特別対策事業の内容でございますけれども、高齢者、障害者に優しいまちづくり事業として平成8年度から10年度にかけまして事業を実施してまいりました。さらに11年度から13年度の3カ年の事業計画として今後実施していきたいということで考えております。内容といたしましては、厚生会館、総合福祉会館、また学校、公共施設等のトイレですとか、スロープの設置、そういったことのほかに市道の歩道整備、そういったことを今後の3カ年の事業の中で引き続き進めてまいりたいと、このように思っております。以上です。 ○議長(塩見 仁君)  19番、森田君。 ○19番(森田泰英君)  自席から失礼をいたします。一つ、教育の中で、これ一般的になるかもわかりませんが、ちょっと一つ紹介してみますと、これ神戸が行いました中学生の現場体験といいますか、全国初の試みであったようでありますけども、5日間、学校で全員が登校して集まって、それからそれぞれの企業、あるいは自分の行きたいところへ行ったんじゃなくて、もう自宅からこの5日間は自由に、それぞれの、個人個人のいろんな社会、企業とかいろんなところへの社会体験をしてみたい場所を個人個人の希望を募って、その希望の場所へ5日間、学校に登校することなく、その現場現場の決められた時間に行って、そこの規則の中で5日間いろいろやったようであります。全国初の試みであったようでありますが、大変成果が上がったように、この前もいろいろ新聞・テレビの報道でありました。その中に非常に感心しましたのは、不登校あるいは登校拒否をしている子どもさんが、それには積極的に参加をして、そしてみんなと溶け合って、中にはその5日間の体験実習後、学校に来れるようになった子どもさんもあるようであります。  こういうふうな、要するに、国が示した、府が示した、いろんな教育体系の中だけの、守ってやることも、これは当然必要なことでありますけども、福知山市にあった何かそういうアイデアに富んだものを子どもたちに体験させてやるようなものを考え、具体的なものを一つでもいいですから考えていただけたらなというのが、これ一例を挙げての私の希望であります。それから、これは恐らく親御さんたちもそういうことを考えていらっしゃるんじゃないのかなということを思います。  それから、非常に、先ほども私、1回目の質疑の中でメディアの、過激なメディアと言いましたけど、これは今いろんな意味で進歩していってますし、当然そういうことに取り組んでいかなければならないことは重々わかっておるわけでありますが、これが善用される場合は非常にいいんですけども、悪用する方が非常にこれ、善用していく以上に悪用の部分というのは社会に広がる速度が速い、そういうふうに思います。特に判断力のまだしっかりついていない小・中学生の子どもたちに与える影響というのは、悪用した場合の影響というのはすごいこと広がってると思うんですね。  例えば何かツーショットダイヤルとか私もわからんのですけども、これは非常に業者によっては悪用して稼ぐようであります。それから、メディアの、インターネット、これは非常に善用される部分では情報収集とか、いろんなことで非常にいいことであります。今度は悪用の方になりますと、薬を販売するからどうのいうて女性を殺していく若者がありましたけど。あるいは本人が顔が出ませんので、これは非常に悪い方向へ使いやすい、それから罪悪感がないようであります。顔が表に出ないためにですね、インターネットでやるもんですから、仲間が増える、いろんなことありますけども、悪いことに使った場合には、その罪悪感が感じないんですね、本人は。この前みたいな殺人をしたりして、捕まってみて初めて、私は悪いことしたのかと、こういうふうな感じになる。こういうことの悪用の場面を子どもたちは飛びつくようであります。今もういろんな携帯電話に始まっていろんなことがあります。  それから、これちょっと変な例ですが、今、たいやき君の歌以上に、だんご三兄弟ですか、今、だんごがようく売れるようですし、それもあれも、ようけ売れて、もう追いつかんようでありますが、ああいうことに対する非常に経済的にはあれでしょうけども、教育の面から考えたら果たしてどうかなという感じがしないでもないわけで、これ質問になりませんが、要するに、一つは具体的な福知山市に合った具体的なものを一回やっていただく、そういうアイデアが出たらいいなと思っておりますので、その辺のお考えがないのかどうか、あるいは今後検討して一回やってみようかと思ってることもあるんだということがあれば教えていただきたいというふうに思います。  いずれにしても、この大人社会が与えます子ども社会の、私は子どもは全然悪くないと思ってます。子どもは本当に悪くない。けど、だんだんと悪い方へ向けてのやっぱり大人が見向きができなくなった。もう一つは「らしさ」をそれぞれ失ってきてると思います。これ余り言いよりますと古い考えだというふうに言われる可能性もありますけど、例えば市役所の職員さんは職員さんらしい、男は男らしさ、女性は女性らしさ、あるいは銀行マンは銀行マンらしさ、商社マンは商社マンらしさという「らしさ」が今、あるいは学校の先生は学校の先生らしさが失われてきてるような気がします。したがいまして、態度や背中やで範を示すことがもうなくなってる、消えてるような気がいたします。学校の先生も、大変これ、もし失礼なことになれば許していただきたいと思いますが、服装でもトレパン等、運動着で行かれることが果たしてどうかなと、私個人は疑問に感ずる部分があります。ここは悪いやということをピシャッと現場でいろんなことが言える大人であり、教育者であればあるほど、あるいは我々も含めて、そういうことが言えるような日常における諸行動も含めて考えなくてはいかんなというふうに思います。  幾ら教育現場で頑張っても、あるいはいろんなことをやっても、私はなかなか追いつかないというふうに思います。したがいまして、府・国、あるいはいろんなところへの、先ほどもちょっと言いましたが、具申をしっかりしていただいて、福知山市はこういうふうに思ってる、あるいは近傍にも働きかけて、こういうふうなことをみんなで取り組んだらどうやと、近傍全部集まってですね。そういうことだってしていただきたいというふうに思います。いろいろ言いましたが、ただ1点、アイデアのあることを工夫して、していただきたいと思いますので、それのお考えがないかどうか1点、教育ではお伺いしておきます。  次に、環境であります。先ほど市長さんは、先ほども、あるいはこの前の女性議会のときも、ごみ端会議の意見を尊重してと、こういうふうに言っていらっしゃいますので、どうか前向きに考えていただきたいというふうに思います。もちろん新焼却炉ができましたら、あともうちょっとの間、皆さん頑張っていただければ来年からはそういうことが可能になることはわかっておりますが、それまでの間に市民の皆さんがせっかく分別をしようと、やろうじゃないかと、行政ばっかりに言うんじゃなしに我々の方からもということが今芽が出てきて、それが非常に積極化されてきておりますので、この半年ぐらいの間にそれを摘んでしまわないように、来年の新焼却炉ができますまでの間に芽がつぶれないように、士気を高揚するように施策で考えていただきたいと思いますので、どうか前向きな検討をお願いしたいというふうに思います。もうこれはお答えは要りませんので。  それから、今度できます新焼却炉は非常にいいわけでありますが、国が示します基準に対して、また作ったわ、また焼却炉を改良せんといかんわということがないように、十分しっかりしたものにしていただきたいということであります。それから、測定ですけども、大変これ難しい、一長一短で、すぐ、そこらのちょっと何メートルあるかはかってくれやというような測定とは、もう全然違うんで、非常に時間と能力が必要であることは重々わかっております。しかし、今もう本当に身近なところで、この前も福知山の現在の焼却炉がまだまだ数値は低いにもかかわらず、3倍になったという、その3倍の言葉に非常に皆さんショックを受けられたり、関心が強くなります。まだ基準値よりもウンと低いんですよと、けども3倍という言葉の方がボッと出ますからですね。そうしたときに、本当に自分の身の回りは大丈夫なのかということを非常に心配なさいます、今特に大きくなってますから。それに対応し得る、できるだけ住民の皆さんが納得なさるような数値の公表、あるいは検査・測定も軽易にできるように努力をしていただきたいというふうに思います。これも非常に難しい面はあるということは重々わかりますが、これからはそういうふうにしなくてはならんというふうに思います。したがって、そういうことに対する検討といいますかね、それもお願いをしておきたいというふうに思います。  それから、ガス基地の問題であります。これ当然民間のLPガスの業者の皆さん等とのこれは兼ね合いがあるいうことは、これまた重々わかっております。しかしながら、せめて営業、公営企業ですから営業で利益をどんどん上げていくということの、これあれじゃないわけでありますけども、せめて経費がとんとんになるぐらいまでの、ある程度の努力というのは私はしてもいいんじゃないかというふうに思いますのとともに、地元の皆さんたちが強い要望をなさってるんでありましたら、せめてこの要望、地域に対する供給拡張事業をなさっても私は悪くないんじゃないかと思いますので、どうか善処をしていただけますような、そういうふうにお願いがしたいわけでありますが、もう一度これについて計画がないのかどうか、あるいは、そういうつもりは一切ありませんとお答えになるのかどうかを、ちょっともう一回確認をさせていただきたいと思います。お願いします。  介護保険料、もう一回戻って大変申しわけありません。介護保険料の市として今まで、まだそこまではなかなか行ってないだろうとも思いますが、おおよそ、これぐらいが今の保険料、個人負担、保険料は2,500円では積み立ててもらっても、保険料それだけ出してもらっても、今度サービスで持っていく場合にはなかなか難しい面があって各自治体、非常に苦労なさってるわけですが、福知山市の来年度から始めていく、実質もう今年度から入っていくような体制にあるようでありますけど、おおよそどのぐらいが、市が12.5%の負担でどのぐらいの額になるのか、おおよその見積もりは立ちませんか。それから、個人の、言います保険料負担なんかも、おおよその目安というのが立てられないもんですかどうか、私はまだ、もう一つはっきりわかりませんので言えない部分ありますけど、おおよそのことは検討はつかないかどうか、目安を立てていらっしゃるかどうかを、もしお答えができましたら答えていただきたいというふうに思います。  以上で、私はこの2回の質疑をもって終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(塩見 仁君)  大西教育長。 ○教育長(大西重喜君)  教育の問題で、本市としても神戸のように何か新しいことを考えておるんではないかと、あるいはやっておるのかと、こういうことでございますけれども、特に大きいということではないんですが、例えば本市がもう始めて何年かになります移動教室がございます。これは小学校5年生を対象にした、いわゆる体験を中心とした事業でございますが、開設当時は5泊6日ということで、親のもとを離れて、いろいろ辛抱をする、自分で自分のことをやる、テレビのない、おやつのない生活をするということで非常に効果を上げておったわけで、これについては一定国の補助もちょうだいしておったわけですが、とうとうこの補助がなくなりまして、単費でやるということになってまいりました。相当金もかかりますし、これをすべて単費で賄ってもらうというわけにもいきませんので、残念ながら日数を2泊3日ということに縮小したわけでありますけれども、中身については修学旅行前に子どもたちだけで生活をし、辛抱し、自分で自立をする生活をしていくという体験をする、これ一つの本市のみの特徴でございます。  また、中学生になってまいりますと、進路指導の一環として何校かの学校では職場体験もさせておりますし、また福祉・養護施設等の介護、ボランティア体験も希望に応じてお世話になっておるということもございます。また、体験では子どものみならず教師になって3年未満の先生、これは本市にあります研究会であります学校教育振興会が主催をしまして、各職場に回って30人余りの若い先生たちが手分けをして2人ずつくらい職場へ入れてもらって、1日その中で、いわゆる仕事をさせていただくというふうな教師の職場体験等もやってもらったと、こういうこともございます。  また、最前に申しました心の教育の実践活動でございますけれども、これも本市特有といいますか、一つのもので、これは府下に先駆けてやりました、いじめ根絶市民会議から順次進めてまいったもので、現在本市のみがこの心の教育の実践活動をしておるということでありまして、この間、反省会をして、非常によい取り組みの中で親の問題として上がってきたことがあいさつがございました。あいさつ運動を例えば六人部地域等では、のぼり旗をつくり、そして腕章をかけて登校の途中に地域の人たちが大勢立って声かけをしてもらっておると。ところが、そのあいさつというのは、子どもの問題やなく大人の問題であろうと、こういうことで、できれば大人がもっとあいさつをしたらいいんじゃないかというふうなことを聞きました。金が要らいで一番効果があるのは、やっぱりあいさつであると、できれば全市あいさつ運動というか、もう大人のあいさつ運動を全市でやってもらったら大変ありがたいなというようなことを、この間ちらっと言うたわけですが、それが実現できるかどうかわかりませんけれども、いわゆる大人の気持ちでございます。そういう意味で、議員さんも頑張ってあいさつを振りまいていただきたい、このようにも思っております。以上です。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  個人負担の問題でございますが、介護保険の。これは内容がまだはっきりしていないわけであります。例えばヘルパーを一つとらえるにいたしましても、買い物だけで済む人、あるいはもっと重度な方、そういうふうなことによって、この介護の報酬というか、費用がまだ決まっていないわけでありまして、そういうことから、なかなか算定をするといっても、できないということが言えるのではないか。全くできないということでございまして、いずれこの問題は、事業量が決まれば大体の費用は出てくると思いますけれども、今現在としては、この算定のしようがないということであります。いろんな千差万別の介護のサービスがありますので、それがきちっと出てこないと算定がしにくい、できないということでありますので、ご了承、ご理解を賜りたいというふうに思っておる次第であります。  それから、ガスの問題は、先ほど申しましたように、余りガスの公営企業からいえば得にならんようなことでございまして、それというのも、やはりプロパンは非常にサービスよくやっておられるし、こちらの方は余りそうサービスをしないということではないんですけれども、余り利益にはつながらないということから、非常に消極的になっているのではないかなというふうに感じております。  それから、このダイオキシン問題等について、非常に懸念を、心配をしておられる市民の方がおられるということで、これは3倍ということが先行きをしておるというふうなことをおっしゃっておりますけれども、その辺のところも、これもよく啓蒙をいたしまして、何ともないんだというふうな安心感をやっぱり与えるということが必要であろうというふうに思っておるわけであります。  それから、ごみ端会議のことにつきましては、十分意は尊重したいというふうに思いますけれども、そこで決められない限り、ここではちょっと言いづらいとこもございますので、ご了承を賜りたいというふうに思っております。以上。 ○議長(塩見 仁君)  この際、昼食のため休憩をいたします。再開は午後1時といたします。よろしくお願いします。               午前11時55分  休憩               午後 1時00分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。  次に、10番、和泉すゑ子君の発言を許します。  10番、和泉君。 ○10番(和泉すゑ子君)(登壇)  皆さん、ご苦労さまでございます。お許しをいただきましたので、福政会を代表させていただき、福知山市政につきまして幾つかの質問をさせていただきたいと思います。なお、質問に入ります前に少々発言させていただくことをお許しいただきたいと思います。  まず最初に、現在の任期中では最後となりますこの3月定例議会におきまして、私が質問に立たせていただく機会を与えていただきました会派議員の皆様のご配慮に心より御礼を申し上げさせていただきたいと思います。本当にありがとうございます。また、理事者の皆様並びに職員の皆様には、この4年間、大変未熟な私に対しまして何かと温かいご助言、ご指導をいただき本当にありがとうございました。改めて心より御礼申し上げます。  振り返ってみまして、平成7年の4月、それまで行政について経験も知識も全くない私のような者が地元の皆様を初め多くの方々の大変温かいご支援によりまして議会に送り出していただき、早くも丸4年を経過し、間もなく任期を終えようといたしております。あっという間のこの4年間ではありましたが、21世紀を目前に控えたこの重要な時期に、卓越した行政手腕を発揮され、市民の先頭に立っていただく中村稔市長様の与党議員の一員として市政にかかわることができましたことは私の人生では最大の収穫でございました。  私はこの4年間、大変微力ではございましたが、市民の声を市政に届けることがみずからの責任であることを常に自覚し、また、女性の代表として私なりに努力を傾けてまいりました。福知山市の歌や花の普及、増え続けるごみの減量化と分別収集や環境美化の問題、市民福祉にかかわる問題として複合公共施設の建設、市民病院の整備、生活道路の改修、子育て支援、さらにはエンゼルプランの策定問題、小・中学校での男女混合名簿の採用、また文化振興や教育問題につきましても、あれこれと問題提起を行ってまいりました。さらには、みずからが女性議員であるという立場を生かしまして、女性フェスティバルの開催や農村女性ネットワークづくりに対する問題提起をさせていただきますとともに、女性議会の開催の必要性を訴えさせていただきました。まことに幸いなことに、この提案は市長様に採用いただき、去る2月23日の1日女性議会の開催へと結びつき、大きな成果を上げましたことは多くの新聞でも報道されたとおりであり、私にとってはこの4年間の最大の喜びとなった事業でもございました。  また、地元の問題といたしましても生活道路の改修・改良、農道舗装、三和会、憩いの家の修理、池田の信号機の設置、上六会館や農村公園の建設、上下水道などの生活環境の整備、上六保育園や小学校施設内の整備など自治会長様と一体となり数多くの要望をいたしてまいりましたが、市長様を初め理事者の皆様、関係職員の皆様方のご協力、ご理解によりまして着実に事業を進めていただき、お世話になりました。本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。  いずれにいたしましても、あと残すところわずかで、無事任期を終えさせていただこうとしておりますが、先ほども申し上げましたとおり、これひとえに中村市長様を初め理事者の皆様並びに職員の皆様、さらにはこの議場においでになる議員の皆様の格段のご厚情と厚く感謝を申し上げますとともに、新しい世紀に向けて福知山市が中村市長様を先頭にさらに大きく飛躍しますことを心より念じますとともに、私も微力ながら、さらなる努力を惜しまない覚悟でありますことを申し述べまして、いささか前置きが長くなりましたが、質問に移らせていただきたいと思います。  まず最初に、市民の皆様の生活が少しでも安全、安心で快適なものとなるようにとの願いに基づきまして、何点かの事項について質問を行いたいと思います。  まず第1に、市内の公衆トイレの改修についてでございます。先日、京都短期大学で開かれました丹波・福知山盆地カレッジで講師として招かれた尼崎市の川本ミハルさんが、公衆トイレを見れば、そのまちの文化度がわかるとか、公衆トイレは子どもからお年寄りまでが安心して使えるものであってほしいなどと講演をされ、参加された皆さんも大変多くのことを学ぶことができたと話されておられましたが、私も川本さんのお考えに賛同を覚える一人でございます。福知山市におきましては、お城の上には都市計画によって建設された立派なトイレがあり、またお城の下にはお城にマッチするよう工夫された3,000万円ものお金をかけたすばらしい公衆トイレを整備していただいております。いずれもが市民の皆様に喜ばれるだけでなく、お城を訪ねる観光客の方が見たり、使われたりしても決して恥ずかしくないものとなっておりまして、この点では福知山市の文化度というものに自信を持つこともできるわけでございますが、市内全体を考えますと、さらに整備を必要とするところも見受けられ、すべての公衆トイレが100%安心して使える状況には残念ながら至っておりません。  例えば一宮神社の下にある公衆トイレは古い上に、森の陰となっているため薄暗く、女性には恐怖心さえ抱かせる状況であり、さらには側溝が整備されていないために水はけが悪く不潔な印象を強くすることもあります。また、御霊公園の公衆トイレは、いたずらによるものでしょうか、24個ある道路側の明かり取りのうち17個が壊され、高い部分に取りつけてある7個だけが残っているという状況でございます。壊された部分では割れたガラスがジグザグに残り、非常に危険であるだけでなく、壊れた部分がのぞき穴にもなって非常に気味の悪い状態が続いております。そこで私は、福知山市内に設置されております公衆トイレの現状を十分精査いただき、美しく整備された公衆トイレを通して、市民一人一人が福知山市の文化度に誇りを持つことができるようになることを目指して、速やかに整備・改善を図っていただきますようお願いしたいと思いますが、いかがでしょうかお尋ねいたします。  次に、温水プールの改善についてお尋ねをいたします。  この件につきましては、昨年、げた箱の設置、敷居の修理や洗面所のカラン修理などを中心に直接要望させていただき、改善していただいた点も数多くございますが、まだ検討中の事項もあって早期の改善が望まれるところでございます。教育委員会、11年度予算の中で体育施設費補助金、温水プール整備として520万円を予算化していただいておりますが、この中に要望しておりました施設改善についても措置されているのかお伺いしたいと思います。また、予算の内容はどうなっているのかお尋ねしたいと思います。  次に、市道由良川堤防線の整備についてお尋ねをいたします。  近年、健康の維持増進の一つとしてランニングやウオーキングが推奨されていることは周知のとおりであり、他の市町村では専用のランニングコースが設定されているところもあります。本市では市民体育館横の堤防が市内から近いこともあり、ランニングやウオーキングが気軽に行える場所として大変な人気があります。1日平均30人程度、多いときには50人、また土曜日、日曜日にはクラブ活動として70人ないし80人の人たちが利用しておられます。しかしながら、ドリームコースと呼ばれております市民体育館から新音無瀬橋の間では道路の半分が砂利道のままであり、石ころが多く転倒してけがをしたり、足首を捻挫する可能性が十分あります。さらに、この道路は自動車が通行できるために道路の傷みも激しく、すぐにでこぼこが生じてしまいます。雨上がりともなれば水たまりができますし、つまずいてけがをすることもあるなど非常に走りにくい一面を持った道路となっております。多くの市民の皆様から早急に舗装を行い、けがの発生防止を図るとともに、若人から高齢者までがより安全で快適な環境のもとで体力づくりに利用できる道路として整備していただきたいという願いが寄せられていることもございますので、ぜひとも前向きに善処策をご検討いただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか、市長のご見解をお伺いいたします。  また、これとあわせて市民生活の安全にかかわる問題の最後として、三段池周辺の道路を初めとする環境の整備について要望を兼ねた質問をさせていただきます。  三段池の周囲は市民の散策の場として、あるいは市民マラソンのコースとして活用されておりますが、とりわけジョギング愛好者の皆様方には大変よいジョギングコースとして利用され、1日平均の利用者数は300人にも達すると聞いております。ところが、実際に利用されている方々からは、あれこれ改善を求める多くの声が届けられております。池の周回道路ですが、具体的には木陰になって日当たりの悪いところでは路面の乾きが悪く、雨上がりなど道路が濡れている場合には滑りこけそうで走りにくいこともある。夜間の利用者も多いので防犯の意味からも防犯灯を増設してほしい、あるいは体育館のシャワーの温水化などを実現してほしい。温水の表示がしてあるのに水しか出ないなどといった声でございますが、三段池が市民の健康増進の場として果たしている大きな役割を踏まえて、利用者の皆様から寄せられておりますこのような声に対しまして、ぜひとも前向きなお取り組みをいただきますようお願いしたいと思います。これについて市長のご見解をお伺いしたいと思います。  次に、成人式のあり方について質問をしたいと思います。  改めて申し上げるまでもございませんが、毎年1月15日は国民の祝日の一つとして定められた成人の日であり、全国各地の自治体では新しく大人の仲間入りをされた新成人の皆様を祝福する事業が実施されております。福知山市におきましては、かつては連合青年団の皆様が力を発揮され、さまざまなイベントを企画され、内容的に盛り上がり、充実した成人式を行ってこられ、新成人の方々がふるさと意識や市民意識に目覚め、さらには大人としての自覚を強めるために大きな役割を果たし、成人式を意義ある出発の日として祝福してこられました。このように成人式は、本来は新しく大人の仲間入りをされた希望に燃える若者たちを祝福するとともに、若者たちがふるさと意識、市民意識に目覚め、大人としての自覚を持ち、責任ある行動がとれるよう誓い合う日でなければなりませんが、近年ではこのような趣旨が薄れ、全国的な傾向として式典が儀礼的なセレモニーに終わっていることが指摘され、見直しを求める声も強いものがございます。  本来祝福される側にあります新成人におきましても、式典会場に入らず、入り口付近で会話を楽しむだけであったり、仮に会場に入ったとしても私語が多く、式典の厳粛な雰囲気を保てない状況も見受けられるような現状であり、今年は式典時間を短縮する工夫もされましたが、余り大きな効果がないようでもあります。せっかくの大人の仲間入りの日でもあり、若者たちにはもう少し分別のある行動や態度がとれないものかと疑問を感じるのは私一人だけではないと思うところでございます。ただ、しかし、一方的に若者側の非を責めるだけでは問題の改善にはつながらないようでもございまして、若者のニーズに十分配慮し、若者たちの意見や希望を取り入れた式典となるよう見直すことが大切ではないかと私は思っております。若者たちからは雰囲気がおもしろくない、会場が中途半端に暗い、会場のいすの幅が狭く、せっかくの振りそでのそでを踏むことがあるなど具体的な注文も出されているところでもございます。  つきましては、成人式のあり方の見直しにつきまして、他の市町村での取り組みにも学びながら大いにご検討をいただきたいと思います。法律の改正に伴いまして、来年からは成人の日が1月の第2月曜に変わるということも聞いておりますので、これを機に市民挙げて新成人の出発を祝福するという成人式本来の意義が最大限尊重された式典が挙行されるようになることを願いたいと思います。これにつきまして、理事者のご見解を伺いたいと思います。よろしくご答弁くださいませ。  次に、いよいよ来年4月から導入されることになります介護保険制度につきまして、大きく五つの点について質問をさせていただきます。  まず第1に、本市では要介護認定モデル事業の認定作業を平成10年10月から12月にかけて行われましたが、その結果につきまして、国が決めた基準と判定結果に差異はなかったのかどうか、また差異があったとすれば、それはどのような内容であったのか、さらに実際に実施される段階に入ったとき、特別養護老人ホームに入所しておられながらも介護の必要がないといった判定が出されてくるといった問題点はなかったのか、ぜひともお尋ねしておきたいと思います。  第2に、介護保険料についてでございます。厚生省の試算によりますと65歳以上の人が払う保険料は2,500円となっておりますが、新聞報道などによりますと、この試算を上回る可能性のあることが懸念されております。介護保険の保険料につきまして、本市ではこれまでに試算をされたことがあるのかどうか、また試算されたとすれば保険料がどれぐらいになると算定されたのかお尋ねしたいと思います。  第3に、この新しい制度は平成12年4月から実施に移されることとなっておりますが、本市におきましては、制度運営上の体制は十分に整えることができるのでしょうか。もし整えられない可能性が若干でもあるようでしたら、その内容を具体的にお示しいただきたいと思います。  第4に、介護保険制度では要介護者は施設サービスか在宅サービスのどちらかを受けることになっていますが、施設サービスを実施する施設についてお尋ねしたいと思います。現在のところ、高齢者の福祉施設は措置費によって運営されておりますが、介護保険制度の導入に伴い保険給付制度に変わるため経営的にいろいろ難しい問題が出てくることに不安を持たれる施設が84%にも上ると言われております。本市内にある施設におきましては、この点についてどのような見通しを持っておられるのかお尋ねしたいと思います。あわせて、施設の方からこの点について、これまでに何らかの要望なり問題点の提起はなかったのかお伺いしたいと思います。  第5に、厚生省が昨年10月に介護保険制度では在宅の高齢者を介護する家族に対しホームヘルパー資格の取得などを条件に、介護した時間に応じ報酬を支払う制度の検討に入ったと新聞報道されておりましたが、これについて本市ではどのように考えておられるのかお伺いいたしますとともに、その後この問題についてどのような経過になっているのか、わかっている範囲でご回答をいただければありがたく思います。  以上の5点が介護保険の導入にかかわる質問でございますが、それぞれの点につきましてよろしくご答弁をお願いいたします。  次に、福知山マラソンについてお尋ねいたします。昨年11月23日、第8回福知山マラソンが三段池公園体育館前をスタート地点並びにゴール地点として大江山二俣で折り返す42.195キロの日本陸連公認コースで行われました。大会役員さんを初め駐車場係や給水係など2,100人のボランティアの方々に大会を支えていただき、号砲とともに8,735人のランナーがスタートし、会場や沿道では約2,500人の応援の方々に頑張れ、頑張れと温かい声援をいただき、熱走、力走にて7,353人が完走されました。私も2回目から参加させていただき、昨年で7回の出場を果たし、おかげさまで全回完走させていただきました。この福知山マラソンのコースは、最後の上り1キロほどは少々きついものがありますが、全体として走りやすく、給水サービスもいいと大好評でございます。  ところが、この事業の実施に当たりまして、いささか気になることがございます。近年、不況のあおりを受けてか、全国各地で催されていますマラソン大会も参加者が減少傾向にあるとお聞きしています。マラソン実行委員会で検討されるとは思いますが、参加賞、参加費、接待費、来賓や役員の方々に対するジャンパーや帽子、お弁当の支給など、あるいはボランティアに対する日当など支出内容についての見直しについてどのようなお考えを持っておられるのかお尋ねいたします。さらに、今年の第9回マラソン大会については、どれだけの予算を計上しておられるのかについてもあわせてお尋ねしておきたいと思います。また、ボランティアをして、日当をいただくことはおかしいので必要ないのではないかという声もお聞きしておりますが、理事者はどのようなお考えでしょうか。それから、大会当日は仮設トイレも非常にたくさん設置していただいており、ランナーは喜んでおりますが、スタート地点の近くには設置されていないため、毎年多くの男性がトイレまで行かずに、スタート地点近くで用を足されるという状況が非常によく目につきます。いささかこれは目に余るものがございまして、この光景の解消のためにも何とかスタート地点の近くに仮設トイレを設置できないものかお尋ねいたします。  次に、ごみ問題についてお尋ねいたします。  増え続けるばかりで一向に解消の兆しもなく、さらにはダイオキシン問題が大きく取り上げられるなど、ごみ問題は現在の最も深刻かつ重要な問題となっていることは言うまでもありません。本市におきましては、少しでもごみの減量を図るためいろいろな取り組みがなされ、評価のできるところでございますが、なお一層強力に推進することが必要な状況にあることは疑いありません。私はかねてから、ごみ問題の重要性を認識し、特に昨年6月議会ではこの問題を大きく取り上げさせていただきました。特にごみの再資源化や減量化を推進すべきとの立場から、ごみ袋を透明なものにするとともに、指定袋に改めるべきではないか、またごみの減量化に積極的に取り組む地域をごみ減量のモデル地域に指定して何らかの補助制度をつくるべきではないかなどと具体的な提案を行ったところでございます。ごみの分別がなかなか軌道に乗らない現状を見ますと、私はモデル地区指定が本当に必要であると思えてなりません。新しい焼却炉が完成したとしても、その焼却能力を最大限に生かし切れるかどうかは分別収集の徹底の度合いによると思っています。  そこで質問でございますが、11年度の予算を見ますと指定ごみ袋など試行経費として100万円予算計上しておられますが、これは分別収集の市民啓発と実践を図るため市内にモデル地区を6地区ほど設け、2カ月間にわたり可燃物、不燃物用の指定ごみ袋、ペットボトル、缶用のネットを使ってごみ収集をする経費であるとお聞きしていますが、どのような方法でモデル地区を決められるのか、指定袋につきましては透明にされるのか、半透明にされるのか、また1枚当たりの袋代は幾らぐらいに考えておられるのかお伺いいたします。  次に、上六小学校の校庭のフェンスの整備についてお尋ねいたします。  ご承知のとおり、上六小学校は高台にあり、校庭にあるフェンスのほかは外は私有地となっており、少年野球やソフトボールなどの球技で使うボールが私有地に飛び込んだ場合などは、ボール探しに私有地に入らざるを得ず、その場合に植え込みのサツキを傷めたり、子どもたちがかぶれたり、あるいは毛虫に刺されるなどの被害が生じております。また、遠くまで飛んだボールが民家の屋根や自動車に当たることもあり、近隣民家の方々に迷惑をかけているのが現状であり、何とか早急に校庭のフェンスを整備いただき、子どもだけでなく指導者や保護者がともに安心してスポーツが楽しめる環境づくりにご配慮がいただきたいというのが住民の切実な声でございます。この件につきましては、小学校の校長先生とともに要望いたしておりましたし、青少年健全育成、少年野球の役員の方々からの声もお聞きしております。11年度予算を見ますと、上六人部小学校フェンスに150万円が計上されております。現在設置してありますフェンスは、高さが2メートル、バックネットの横は3メートルあるのですが、高さ、幅などサイズはどのくらいのものを計画されているのでしょうか。この150万円の予算で十分なことがしていただけるのかどうか、お尋ねしたいと思います。  最後に、上六保育園の移転新築早期実現についてお尋ねいたします。  上六人部保育園の移転新築につきましては、4年前の市議会議員選挙に当たりまして、私は公約の一つに上げ、地元の皆様にお世話になった経緯がございます。そのためもあり、こうして登壇させていただくたびにお願いを繰り返し、また自治会長様方とも一体となって要望を続けてまいりました。11年度の予算を見ますと、保育園用地取得587万5,000円が計上されておりまして、これは上六人部保育園の用地買収費であるとお聞きし、大変うれしく感謝いたしております。本当にありがとうございました。つきましては、すぐに追い打ちをかけるようで申しわけございませんが、新築のめどはいつごろとお考えでしょうか、お尋ねいたします。  これで私の第1回目の質問を終わります。それぞれの事項につきまして、よろしくご答弁をお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  一番難しいご質問から答えたいと思うんですが、上六人部保育園の問題でございますが、これはおっしゃるように、上六人部の保育園の用地はこれ予算化いたしました。ところが建てるということになると、これはもう国の補助金をある程度もらわんことには、単費で出すいうても、これはごっついこと金がかかると思うんで、今年は一応一生懸命国の補助金をもらえるように最優先で頑張ってみたいと思いますんで、いつ建てるというて決めつけられることなく、ちょっとよろしくお願いしたいと思うんです。国の補助金が早期にもらえるということでしたら、すぐに建てたいと思いますから、ひとつよろしく、その際にはお願いをいたしたいと思います。  それから、民家へ飛び込むボールの問題ですが、これは、今年は高さが7メートルで、延長70メートルの背の高いフェンスを設置する計画だということで、教育委員会は考えておりますので、11年度にこれはできるというふうに、新年度にできるというふうにご理解をお願いをいたしたいと思います。  それから、ごみ問題でございますけれども、このごみ問題、確かにおっしゃいますように、非常に重要な問題で、モデル地域として農村地など6地区を約700世帯程度考えておるようでございまして、この指定袋につきましては、どういうものをつくるか、余り外から中が見えるということのないような色だとか大きさだとかというものも十分考えないと、プライバシーの問題云々ということで文句が出る可能性もございますんで、そこはまた女性のご意見を聞きながら分別収集に向けてやっていきたいというふうに考えております。  それから、もとへ戻りましてトイレの問題ですが、トイレ、確かに一宮さんのトイレにつきましては、今年度、11年度にやる予定でございますので、ひとつそういうふうにご承知おき願いたいと思います。トイレは城のトイレもありますし、それから今度また、ご承知だと思いますけれども、426号線の三岳の地域でこれは女性トイレが重きになると思いますけれども、それはそれは立派ないいトイレをつくりたいというふうに、今設計してる、もうできたんかもわからんですけれども、これはまた一回行っといていただいたらいいんですが、立派なトイレができる予定でございます。そういうふうに考えまして、やっぱり設置しなければならないところは設置し、きれいにしていただきたいところは、それこそボランティアでひとつお願いできたらありがたいなというふうに考えておるところであります。  それから、温水プールの設置、げた箱の設置につきましては11年度に更新する予定で考えていきたいと思っておりますので、ご承知おきをお願いをいたします。  それから、堤防のジョギングコースでございますが、これはできるだけ維持管理に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいのと、それから三段池の防犯灯の設置でございますけれども、防犯灯につきましては、各自治会からの要望に基づきまして、緊急度を勘案しながら順次設置をしてまいりたい。それから三段池周辺の散策道の一部につきましても、この散策道は平成元年の7月に池周辺の景観と、憩いとふれあいの道ということで整備に対して、建設省から「手づくり郷土賞」を受賞したところでございまして、その意味合いからも舗装することは望ましくないと考えておるところであります。散策道の水たまりにつきましては、採石等をまき、水たまりのないように努めてまいりたいというふうに考えます。それから、三段池の温水シャワーについては有料でございまして、施設の使用申し込み時に予約が必要になってくるというふうに考えます。  それから次は、成人式は教育委員会で、それから介護保険の問題でございますが、国が決めた基準と判定結果に差異はなかったかということでございますが、かかりつけの医者の意見も加えた認定審査会の二次判定において、103件のうち13件の変更をお願いいたしましたけれども、国が示す基準に従って一次判定の結果の変更も行って認定をいたしましたので、基準とは何ら差異はございません。それから、特別養護老人ホームに入っている人で介護が必要ないと判定された人の状況というのは、臨床的に類似のケースについて一次判定結果に差異が生じることがありまして、理解しがたく審査に支障がありました。現行サービス利用者をモデルとしたわけでございますけれども、103名の中で10人が自立の判定であったと。また、特別養護老人ホームと老人保健施設の入所者で介護保険では施設サービスの利用ができない自立要支援と認定された人は8人であったというふうに出ております。  この厚生省が行っているこの2,500円の見込みというものは、これは一定の基準でございまして、先ほども森田議員の方にお答えいたしましたように、今現在としては介護の報酬額の決定というものが確定をしていない現在でございますので、幾らになるかということは到底、今の段階では試算もできないというのが現状でございます。したがって、何万円になるんか、ちょっとその辺のところはわからない。と申しますのも、介護のその内容によって非常にこの金額が変わってくるということになるわけでございます。  それから、介護保険というのは平成12年の4月から介護保険が実施されますけれども、この介護保険法の仕組みの中で運営をしていかなければならないわけで、事務体制といたしましても施行前介護保険認定業務にかかわる調査員、それから審査委員の人材確保等、抱える問題が多々あるわけでございまして、制度導入に向け支障のないように努めていかなければならないというふうに考えておるところであります。  市内にある施設は、どういうふうに思っておられるかという質問でございますが、市の措置から希望する要介護者との私的な契約に変わるという中で不安な面があるようでございます。  それから、介護保険制度に対応するためには要保護者との契約等、新たな事務を抱えるなど、その体制づくりの助言が求められておりますけれども、今後、民間事業者の参入の中では法に対応すべき自助努力が必要になるというふうに考えられるところであります。
    ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  それでは、ご質問の中のまず成人式についてお答えをしたいと思います。  この成人式が、ご来賓の皆さん、皆お感じになっておるわけでございまして、今年に始まったことじゃないわけでありますけれども、大変騒がしいというふうなこと、あるいはまた、なかなか会場に入ってこないというふうなことだとか、中には中で携帯電話で電話をするというような状況もあったり、そういう状況が改善できんかと、こういう話でございまして、実は教育委員会が担当しておりますもんですから、このことについては、もう毎年頭痛の種と言えば頭痛の種でございまして、何とか厳粛に成人式を行うのは我々の、事務局の最大の目標ということで頑張っておるわけでありますけれども、このことについては、なかなか特効薬がない、しかしながら、20歳という大人のけじめの大事なときに、そういう儀式できちっと厳粛に参加ができるということが成人としての一つのけじめだというふうにも思いますときに、余り新成人に迎合して、その意見で祝賀会をして済みやとか、同級会をせえやというふうなわけにもいかんわけであります。  このことについては、もう全国的な問題でございまして、大きな町でも講師さんが途中で怒って帰られたり、あるいは近くの町でも市長さんが途中で式辞をやめて注意をされたりということがあるわけで、この2月12日に府下の11の市の教育長協議会がございまして、私も毎年気になるもんですから、これを協議議題として出しました。他市の様子も聞かせてもらいました。本市が一番ましだなと思って帰ってきたわけでありますが、南の方では、もうやめてしまったらどうかというふうな意見もあったんですが、やめてしまったんでは、新成人の方にも悪いし、また写真屋さんとか、あるいは衣装屋さんとか、美容院等は、これは大事な日でございまして、それも具合悪いというふうな、これは意見もございましてね、工夫してやろうということなんですが。  私どもとしましては、今議員さんお話になりましたように、従来よりも時間を短縮する、30分じゃのうても20分ほど短縮できたんやないかと思っておりますし、それから座席の間も前後を広う幅をとったり、記念品については小さいものにしたり、いろいろ工夫をいたしまして、無理に呼び込むなというふうに最初から入ったんですが、今年は呼び込まなくても市長さんのごあいさつのころには大方入れとったという状況もあります。大変難しいわけでありますけれども、儀式というのは、やっぱり厳粛であるということを小さいときから体験をしてきておるわけでありまして、入学式、卒業式、そしてまた、こういういろんな竣工式とかね、その式と祝賀会というふうなものの区別ができないということが問題でありまして、そういうことをできないから、ほんなら子どもに合わせ、新成人に合わせていくと、何もかにもすり寄っていくというのは、やっぱりちょっと具合悪いということで、できれば小さいときからそういう区分けができる教育をしていかんなんというふうに考えますときに、いま少し工夫はするとしましても、できれば今の様子を改善をしながら続けていきたいと、このように考えておるわけでございます。  それから、マラソンの問題でありますが、細かいことはまた部長の方から答弁をいたしますけれども、ご承知のとおり8回まで終わったわけでありますが、本当に福知山のマラソンは日本のベスト5位というふうな大きな規模のマラソンでございまして、走りよくて応援もしやすい、大変好評のマラソンでございます。議員さんにも走っていただいておるわけでありますけれども、福知山市からもたくさんの人たちが選手として出場してもらっておりますし、観客も多いということで町おこしには大変いいイベントだというふうに思います。そういう中でお話のとおり、大変厳しい経済情勢の中、あるいはまた、あちらこちらで新しいコースが開発される中で、どことも前からありますマラソンの参加人員が減少してき始めてることは事実でございまして、第8回につきましては前回に比べて1,000人ほどの参加者減となったということがございます。それははっきりと決算にあらわれるわけでございまして、厳しい決算になる予定でございます。6月ごろまでには決算を打って、実行委員会で報告をしたいと、こういうことでございます。また、そのやりくり等について、あるいはまたトイレの問題等については部長の方からお答えを申し上げたいと、このように思っております。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  教育部長。 ○教育部長(竹下一正君)  まず、温水プールの整備の関係でございますが、その主な中身はというご質問であったかと思います。大きなものといたしまして、天然ガス導入に伴います吸収式の冷温水器の取りかえ、こういった事業費といたしまして1,300万を計上いたしておるところでございます。  また、次の福知山マラソンの関係でございますが、ただいま教育長の方からも答弁させていただいたところでございますが、まず予算面でどうかというご質問でございました。これは1,100万円を計上いたしまして福知山マラソン実行委員会への交付金として計上をいたしております。実行委員会への交付金として支出するべく予算計上をいたしております。  それから、マラソンの中で第9回大会につきましては、ただいまもお話がありましたように、参加者の減少が懸念される大変厳しい状況の中で、これまで実施をしてまいってきましたボランティアへの日当、あるいはレセプション等々につきましても慎重に検討を加えていかなければならない、そのように思っております。  また、トイレの件でございますが、仮設トイレをスタート付近に設置をと、そういったお話でございますが、8回大会の場合、コース上も含めまして120基の仮設トイレをリースいたしまして設置をしてまいっております。三段池の仮設トイレの使用でございますけれども、スタート前、約1時間ほどの間が大変混雑をしている状況でございます。ただいまの議員さんのご意見もありますし、また数カ所にそういったトイレを置くより1カ所に集めた方がよいと、こういったご意見もございます。ランナーの立場にもなりまして、今後十分この件につきましても検討をしてまいりたいと、このように考えております。  次に、上六人部小学校のフェンスの件でございますが、この規模はというご質問でございました。バックネットの後方並びに民家側につきまして、高さ約7メートルの高さのフェンスを約延長にして70メートルほどのものとして予算計画をいたしております。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  福祉部長。 ○福祉部長(芦田典夫君)  介護保険のご質問の中で在宅の高齢者を介護する家族に対してのホームヘルパー資格取得での介護報酬支払いという件のご質問がございました。この件につきましては、現在も国の方で審議中でございまして、基本的には過疎地あるいは離島のようなサービスの供給が乏しい地域での議論というふうに考えております。現在も審議中でございますし、今後の法整備に準じた対応をさせていただきたいと、このように思っております。以上です。 ○議長(塩見 仁君)  10番、和泉君。 ○10番(和泉すゑ子君)  自席から失礼いたします。それぞれの項目につきましてご回答をいただきまして、まことにありがとうございました。  公衆トイレの件ですが、野家の一宮神社では、1月の三が日だけでも1万5,000人から1万8,000人の参拝者があるとお聞きしていますし、その他、七五三、厄除け、合格祈願など年間を通して大変大勢の参拝者があり、トイレを随分多くの方々が利用されるとお聞きいたしております。今、市長様のご答弁によりますと11年度予算で整備していただくということで、大変うれしく思っております。快適な環境を実現するために子どもからお年寄りまで安心して使えるトイレに整備していただきたいと思います。  それから、市道由良川堤防線の整備でございますが、先ほども申し上げましたが、最近は市民のスポーツに対する意識は大幅に向上し、多くの人たちがスポーツに親しみ実践していますが、中でも健康づくりのために行う有酸素運動として最も広く行われているのはウオーキング、ジョギングです。大型車が通るので路面がすぐ傷むので困ります。舗装できないなら、グレーダーによる整備をしていただきまして、整備後は車両の通行規制などの管理をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうかお尋ねいたします。  それから、成人式の件でございますが、本市も大変厳しい財政状況の中、来賓に対する記念品は廃止され、節約できることは切り詰め、むだな経費は省いてはいかがでしょうか。今年は実行委員会をつくり、その中に何名か若人に入っていただき、十分に意見を聞き、若者のニーズに十分配慮した式典となりますようご検討いただきたいと思います。  それから、介護保険の件についてでございますが、まだまだ内容的に不透明な分もあるとお聞きしていますし、大変な作業で職員の皆様方もご苦労さんであることはよくよく周知しておりますが、みんなが安心でき、納得いく介護保険となりますよう切望いたします。  最後に、上六人部保育園改築につきましては、善処策を講じていただき、用地買収費を予算計上していただきまして本当にありがたく感謝申し上げます。上下水道など周辺の環境整備も整えていただいています中、本市の財政状況はよくよく承知しておりますが、国にも働きかけていただきまして一日も早く補助金の獲得に頑張っていただきまして、21世紀を担う子どもたちの健やかな成長を願って一日も早い保育園の移転新築の実現を強く要望いたしまして、私の質問を終わります。長時間まことにありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この市道の土師川堤防線でございますけれども、これははっきりした市道になっておりまして、市の道になっておりまして、これを規制するというか、車が通ったらいかんとか何とか、そういうふうな規制をかけるということは、ちょっとできませんので、ちょっとそれだけご承知おき願いたいと思います。 ○議長(塩見 仁君)  次に、13番、永田時夫君の発言を許します。  13番、永田君。 ○13番(永田時夫君)(登壇)  自民クラブを代表いたしまして、通告に従い質疑を行います。  まず初めに、中村市長におかれましては、昨年7月、本当に多くの各界各層の市民の皆さん方の大変熱心な要請、ご支援によりまして3期目を目指し、出馬をされ、圧倒的大勝利でもって見事当選を果たされました。それはひとえに平成2年7月、初当選以来、一貫して変わることなく2期8年間余、地方自治体の長として自身の先見性と揺らぐことのない強い信念と、さらには卓越した行政手腕をいかんなく発揮され、市政推進に当たっては幸せが実感できるまちづくりを目標に、魅力ある北近畿の中核都市建設をまちづくりの基本理念として市長みずからが先頭に立ち、清潔にして、また何を言われようとも一党一派に偏することなく、我がふるさと福知山市の充実、発展のために全職員とともに一丸となって努力され、直面する難問題を一つ一つ着実に解決を図りながら大きな成果を積み重ねてこられ、目前にした21世紀、私たち市民が最も期待する本市の明るい発展が展望される行政へと進めてこられました。そのことが、その実績が多くの市民の皆さん方に認められ、感謝をされながら得られた当然の結果であろうと私は確信をいたしております。  本当に多くの課題、難問題、難事業を解決されました。その中でも特筆すべきその一つには、やはり全国組織で反対運動にまで発展、展開をされました国立病院から市民病院への転換、移譲問題であったろうと思われます。またもう一つには、これもまた大変激しい市民運動にまで発展いたしました斎場建設問題であります。その問題の解決には、私も議員の一人として最初から最後までかかわったわけでありますが、その当時の市長の立場は、反対される市民、また賛成される市民の渦中にあって、本当に筆舌しがたいほどの苦しいものであったろうと推測をされます。しかしながら、中村市長の公正な判断と毅然とした態度、強い信念が今日の市民の命と健康を守る市民病院として、またもう一つは人生の終えんの場にふさわしい、すばらしい環境に恵まれた斎場であり、ともに多くの市民の皆さんに安心と安全、安らぎを与え、感謝をされながら今日を迎えているのであります。  しかしながら、平成11年度、市長施政方針の中にも示されておりますように、我が国の経済は昨年以降、相次ぐ大手金融機関の破綻、金融システムの信頼低下等の影響、大不況からの脱出を緊急の重要課題としてとらまえ、政府の懸命の努力、金融機関への公的資金導入、景気浮揚・不況対策等々、種々施策が打たれておるのでありますが、いまだ景気は低迷を続け、国民に、私たちに、大きな不安を与え、脱出への糸口さえつかめないのが現状であり、財政収支の悪化と将来の負担増等、その懸念が私たち国民全体に大きくのしかかり、活発な消費を抑制せざるを得ない大変厳しい経済社会情勢となっているのであります。  さて本市は、このような今日の本当に厳しい政治社会情勢、経済情勢の中にあって、また不安定かつ不透明な激動の時期でありましても、行政の責任において今日までの行政施策全般にわたって成果と課題を明確にして、さらに日々高度化、複雑多様化する市民のニーズに、要望・期待にこたえてもらわなければならないと思うのであります。今年度その予算が一般会計で278億800万円で前年度予算額とほぼ同額であります。また特別会計、企業会計を含む本市総予算額は598億2,541万4,000円、対前年度比6.8%減となったのでありますが、苦しい財政をやりくりし、低迷が続く景気を浮揚させるために福祉、医療、生活環境の充実と調和のとれたまちづくりの推進、教育・文化の振興と各種施策の優先順位も慎重に見きわめながら、財源の有効活用を最大限に図り、基金からの繰り入れ措置も講じつつ、市民の要望、期待に一つでも多くこたえていこうと編成されましたこの予算に対しまして、私たち自民クラブは大変高く評価をするところでございます。  また、この執行に当たっての市長の基本姿勢と申しますか、政治姿勢は、毎年の施政方針の中で幾度となく示されておりますように、地方の行政は常に最大多数の市民の合意の上にあってこそ円滑な運営ができ、与野党の別なく住民の声を中央に反映させるべく努めなければならない、それが今日の地方行政の方向であると常々言われ、実践してこられました。さらに厳しい新年度を迎えるに当たり、いま一度大きな信頼と期待を込めまして、中村市長の力強い基本姿勢と申しますか、政治姿勢をお伺いするものであります。  次に、2点目の(仮称)京都創成大学の開校に向けての諸条件の整備についてお伺いをいたします。  まず初めに、本市のみならず京都北部の多くの皆さん、人たちが長年熱望してやまなかった北近畿初の四年制大学実現に向けてスタートされて以来、今日まで昼夜を問わず最善のご努力をいただいております、多くの関係機関、各関係者の皆さん方に心からなる敬意を表するものであります。平成11年に入りまして、過日、2月の各新聞等で報道発表されましたように、大きな難問、関門でありました文部省の第一次審査判定がクリアされたとの通知があり、心から感謝とお喜びを申し上げる次第であります。今後の主なスケジュールといたしましては、本年6月に第二次審査、いわゆる教員の審査がなされ、10月ごろには実地検査、そして10月には待望の認可予定と、明けて平成12年4月にはめでたく開学という行程を承っております。今後のスケジュールにおいて、何ら支障なく順調に推移されますことを心から念願するものであります。私は、昨年の平成10年3月定例議会においても、この問題について質疑をさせていただきましたが、1年が経過をし来年の開学を間近に控えた今日、ただいま申し上げましたスケジュール以外のこと、来年4月開校されることを前提として考えますとき、その時点までには必ず明確にして、また解決をしておかなければならない非常に大切な、また重要な課題として以下3点ばかりに絞ってお伺いをいたしたいと思います。  まず、その1点目でございますが、設置をされます大正学区、特に周辺、4小谷ケ丘地域の環境問題等につきましてお伺いをするわけでございますが、地元といたしましては、いかなる理由はあろうとも、全区民が、地域住民がこぞって気持ち良く受け入れたい、そしてあらゆる協力をしていきたい、この気持ち、この姿勢は現在も何ら変わりはないわけでありまして、ここではっきり明言しておきたいと思います。それがためには、共存共栄のためには、やはり行政、大学、そして地域が三位一体となって協力して取り組まなければならない、そのことが不可欠であろうと思うわけであります。今日、現在この地域はここに住まう人たちにとりましては4小谷周辺は他の地区からうらやましがられるほどの閑静な、そして良好な生活環境にございます。四大が開校されることによりましてどのように変わるのか、変化をしていくのか、本市行政としては、どのように予想をされているのか、また考えておられるのか、さらにはどのように対処しようとしておられるのか、まずお伺いをするものであります。  次に、2点目の駐車場問題についてお尋ねをいたします。この件は大学の運営にかかわる問題でありまして、当然大学側が答弁すべき事項かもしれませんが、当地域にとりましては大変気にかかる、また心配をされておる重要な課題でもあり、また一方行政におかれましても市民に開かれた大学ということで、多くの市民の皆さんが参画されることでもあり、当然関知しないというわけにはまいらないと思うわけでありまして、行政、大学、地域と三者にかかわる大きな、大切な課題としてお伺いをいたします。  まず、この問題は、大学側の基本方針として、大学が車での通学、マイカー通学を原則全面禁止されるのか、許可されるのか、禁止とされるのか、または一部の車両のみ限定して許可されるのかによって大きく変わってくると思うのであります。私たち議員は、他都市へ大学の視察等に行かせていただき、他の状況は幾分承知をいたしております。原則禁止をされておられる大学もございますし、また一部条件つきで許可されておられるところもございますが、いずれにいたしましても、交通機関に恵まれたところであります。本市に合致するとは考えられないわけであります。大学から考えますときに、仮にマイカー通学を禁止した場合、学生募集の面で大きく支障を来すのではないかとか、教員、職員の通勤の問題、学生の立場から見れば、通学の足、また付随してアルバイトへは機動力が求められる等々、いろいろとあろうかと思われます。行政は行政の立場で、また地元地域は地元として、それぞれに考えなければならない問題であると考えます。行政と大学とでいろいろとご協議をいただいておることとは思いますが、来年開校と間近に迫った問題でございます。これについて現在どのような話し合いになっているのか、まずお尋ねをいたします。  次に、3点目の交通対策についてでありますが、現在でも事故等、問題点がある中、また近くには桃映中学校、福商、女子校、短大等、そして、さらには大正小学校等、多くの児童・生徒・学生を抱える状態でありまして、道路幅も狭く、危険箇所も少なからずある中、道路問題等も含めて交通対策、特に安全対策等の抜本的な計画、見直し等も当然必要と考えますが、いかがなものか。将来に向けてどのように考えておられるのかお伺いをいたします。  次に、3点目の文化行政と生涯学習施設の整備について、2項目にわたってお伺いをいたしたいと思います。  その一つ、(仮称)文化芸術会館の早期実現に民間活力の導入をということであります。  逼迫する財政状況の中、行政効率を最大に高め、市民サービスの質を維持・増進させるために、今後の行政はどうあるべきか、市長におかれましては昼夜のご心労、本当にご苦労さまでございます。今後は好むと好まざるとにかかわらず、行政と企業、そして各任意団体も含め市民が三位一体となってこの非常事態とも言える状況に対処すべき時代であり、すべての分野においてハード面はもとより、ソフト面におきましても民間活力の導入の必要性はますます増大しつつあります。この点につきまして、私は平成5年度第6回の定例議会におきまして民間活力の導入についてということで市長の基本的な認識とお考えをお伺いしたところ、「今後民間活力の導入というものは真剣に考えざるを得ない状況に来ている。特に府の拠点都市構想による駅を中心とした開発についてもJR用地が一番大きく、JRやKTRなどがどの程度の協力や知恵、積極的な姿勢を示していただけるかが、その命運を担っている」というようなご答弁をいただきました。  一方、JRやKTRにおかれましても、芦田均元総理ゆかりの管理局、JR福知山支社の生き残りをかけ、いろいろな旅行パックを企画し、全社員に消化ノルマを課すなど涙ぐましい努力が続けられております。聞くところによりますと、これをタコの足食い作戦と称するような人もあり、何とも悲壮な感じであります。本市とJR福知山は運命共同体と言っても過言ではないと私は思うのであります。果たしてJRは土地はあるが余分の資金はない、何とか行政や市民の力で集客能力や乗車率を高めてもらいたいという消極的な姿勢しか示さないのでありましょうか。このたびの駅の立交化を中心とした駅南・駅北の再開発を含めたまちづくりの開発計画は、JRはもとより、可能なら大学にも参加してもらい、商業と文化、交通などを一体的に集積したコミュニティステーション構想のようにお互いに知恵を出して、相乗り効果を図るべき千載一遇の、しかも最後のチャンスであるはずであります。  前回の質疑においても述べさせていただきましたが、北海道の帯広市におかれましても駅周辺の整備立交化がなされ、そこでは行政は駅に隣接したところの一等地にイトーヨーカ堂等を誘致し、多目的ホールを設置してもらい、それを市が小さくして市民に対する文化サービスの実績を効率よく上げておられます。近くでは綾部のアスパや峰山のマインにおかれましては、消費者サービスの一環として単独でカルチャースクールやホールを設置して、地方文化に貢献をしておられます。ちなみに本市におきましては、私の知る限り、北都信金と生協が市民の文化活動のために2階のフロアーを提供しておられるのみでありまして、メセナの利便が福知山で普及・定着するのは不況も加わり、当分期待できないのが現実であります。  以上を前提として、本論に入りたいと思います。言うまでもなく見通しの立たない不況の中、人の心がすさみつつあるときほど教育や文化行政の重要性は増大するものであり、精神的要求は、充足感、市民が夢と生きがい、誇りを持てる文化施設の必要性はますます高まっております。前回の質疑におきましても四十七士でおなじみの、忠臣蔵でおなじみの赤穂市が福祉大学を誘致したときの事例を紹介し、大学の設置と文化芸術会館設立は同次元的に、パラレルにとらえなければならないと主張させていただきました。大学を有する都市で、それにふさわしい文化・娯楽施設に乏しいところを、私は全く知らないからでございます。どこかありましたらお教えをいただきたいというふうに思います。もし、文化芸術会館が財源不足で見通しが立たないのなら、機能を分散して可能な代替施策を講じていく必要があるというのが今回の私の主張の一つでもございます。  福知山市文化振興調査委員会作成の、(仮称)文化芸術会館整備基本構想を読ませていただきました。まさに非の打ちどころがない理想的な構想ではありますが、果たしてこのような会館を市の単独事業で建設するなら一体どのぐらいの予算、財源を考えておられるのか、本年も3,000万円の基金が積み立てられており、最低建設費用40億から50億かかると推定しますならば、それは気の遠くなるような年月を要します。また、補助金や歳入の増加は今後期待できないし、福祉を初めとする行政サービスが低下することは絶対に避けなければならないのは自明の理であり、単独事業で早期実現を図ろうとするならば、寄附金か起債によるしかないと思うのでありますが、市長さんに秘策なりお考え等ございましたらお伺いをしたいと思いますし、また私といたしましては、いろんな失敗例や成功例を検討した結果、駅の立交を中心として駅周辺整備の中で企業とタイアップした複合施設としての建設を模索する方が早期実現のためには現実的であると思うのであります。この点、市長のご所見をお伺いするものであります。  次に、2点目の社交ダンス人口の増大と生涯学習施設の整備についてお伺いをいたします。  昭和40年代から50年代にかけまして、私は顧客サービスの一環として厚生会館大ホールをお借りして、大ダンスパーティーを数回主催したことがございます。そういう縁もございまして、かなり前からダンス愛好者はもとより、一度ダンスを習ってから死にたいというご高齢の方々より、福知山での施設を含めた現状に対する不満や要望をたくさん聞いております。音楽に親しみ、ピアノを愛される感性豊かな市長さんのご意見をいただけますれば大変幸せでございます。  平成6年12月における私の本会議発言、文化芸術会館の実現要望の中で、市民がふるさとに魅力や愛着、生きがいを感ずるとすれば、それは何よりも、みずからが選択をし、みずからが参加し、みずからが地方文化を創造していく喜びと誇り、文化活動の自由が十分確保されることが必要であり、高齢の方々の健康・生きがい対策にしてもゲートボールやグラウンドゴルフだけでなく、全国的にはいつまでも若々しくダンスを楽しむご老人の数も年々増えており、文化行政サービスは価値観の多様化と変質に備え、市民の文化的要求を先取りするものでなければならず、発想や企画力など行政や一部学識経験者と称する人たちだけの考えでは対処できないところに来ていると、このように主張をさせていただきました。当時におきましても既に自治体や公民館の生涯学習講座、カルチャーセンターの課目の中で一番人気があったのが社交ダンスでありましたが、全国的な文化波及効果は、本市におきましては残念ながら5年以上遅れてやってくると、このように言われているのであります。深く追及しなかった経緯等もございます。あれから5年を経過いたしました今日、現状はどのようになっているのか、まずお伺いをいたしたいと思います。  ところで、これらの社交ダンス講座やサークルが戦前と同じように風俗営業法で取り締まり対象になっていることは、余りにも時代錯誤かつ文化国家の恥であるとして、島村元文部大臣が会長を務めるダンススポーツ推進議員連盟が中心となりまして、ようやくその一部を改正し、一定の資格を有する者の指導下にある限り、社交ダンスの享受行為は風俗営業法の対象から外され、昨年の11月から施行されていることは関係者ならご承知のとおりと思います。今年の2月10日の衆議院文教委員会のテレビ中継の中で、田中代議士があるアマチュア団体の法人化問題を早急に検討すべきだと迫ったのに対しまして、有馬文部大臣は「ダンスは生涯教育としても重要であり、オリンピック競技となると選手を育てることも必要であり、この件に関しましては検討の上、しかるべき対策をとらせていただく」と明言をされました。今全国で野火のごとく広がっている中高年を中心とする社交ダンス、本市においては生涯学習の一環としてどのように位置づけ、どのように育成されるのか、施設を含めてお考えをお伺いしたいと思います。  次に、4点目の農免道路についてお尋ねをいたします。  農免道路は、福知山市にとりましては、外環状線的な要素を含んだ幹線道路として市街地道路の渋滞緩和や通勤者にとりましては、大変便利な道路でありまして、市民は一日も早い全線開通を待ち望んでおります。その中で荒木と森垣の区間におきまして未改良の区間があり、朝夕の通勤時間帯には相当量の交通量があり、交通事故やすれ違いができないことによるドライバー同士の、また周辺住民とのトラブル等の発生が起きていないか、大変心配をしております。この問題は、昨年の3月議会におきまして同趣旨のご質問をいたしたわけですが、1年を経過した今日、その後、荒木地内、紅葉丘病院入り口付近の急カーブの区間の改良計画はどのようになったのか、また森垣地内の計画はどのように進んでいるのか、JR、国道175号、そして土師川など、いろいろと難しい問題が山積していることと思いますが、差し支えのない範囲で結構でございますので、進捗状況等をお教え願いたいと思います。  次に5点目、最後でありますが、北陵地域の農業集落排水事業についてお伺いをいたします。  本市における下水道整備は、他の地方都市と比較をいたしましても相当に高い水準にあると思われ、都市基盤整備への大変積極的なお取り組みにご努力いただいておりますことに対しまして、まずもって感謝を申し上げます。また、農村部においても農業集落排水事業を昭和54年度から各地で事業展開をされ、今年度には上豊富地区でも事業が完了するとお聞きをしておりまして、本当に住みよいまちづくりが一歩一歩着実に進展していると思われます。特に平成10年度には新規の地区としてお取り組み、着手されました雲原・天座地区と行積・長尾地区においては、農業集落排水事業の導入により、農村部の生活環境の整備充実と、同時に中山間地域の活性化、あるいは若者がふるさとへUターンできる住環境の整備など地元住民の皆さんにとりましては期待の大きな事業でありまして、昨年度、地元住民の要望にこたえられ事業着工の決断を市長がされましたことに対しましても感謝を申し上げながら敬意を表するものでございます。  そこでお伺いをするわけでございますが、地域2地区の進捗、進展ぐあいは今どのようになっているのか、まずお伺いをいたします。また、当地域は地形的にも起伏が多く、農家が点在した特有の地域でありまして、これまでに整備されました地域よりも1戸当たりの下水道延長も長くなり、工事費は他に比べて相当割高になると思われます。そこで過疎化、高齢化、加えてひとり暮らし老人等、比率も極めて高く、北部振興の一助として一定の負担軽減措置等、何らかの財政的援助はできないものか、できるように、ひとつこれは要望も含めましてお願いを申し上げたいと思います。  以上で1回目の質疑とさせていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  平成11年度の施政方針に対しまして非常に高い評価をいただき、また、これまでの私がとってまいりました基本姿勢につきましても温かいご支持をいただき、まことに恐縮し、ありがたく思っておるわけでございまして、第3期目につきましても、これまでと拍車をかけやっていかなきゃならないというふうに決意を新たにいたしておるところでございます。私といたしましては、今、本市が抱えている問題、大きな先ほどおっしゃいました大学の問題にしてもそうでございますし、それから連続立体交差事業、また駅周辺の対策、また駅北の土地区画整理事業、またそして、病院の建て替え問題、そしてダイオキシンの問題等、これらは市民の生活に密着をした避けて通ることができない問題であろうというふうに考えておるところでございまして、今後ともこういった問題はひとつよろしくお願いを申し上げたいと存じます。  それでこの創成大学に対する周辺の地域は、ご存じのように良好な住宅地でございまして、開学に伴う、いわば学生の素行が悪くならないように十分に気をつけなければならないようにと考えまして、これは市の責任であり、行政の責任であるとともに、大学としても当然考えていかなければならないだろうというふうに思っております。いろんな問題が出てくるわけでございますが、交通のマナーだとか、あるいは生活のマナーにかかわります問題が主になるというふうに思っておりますが、行政的な対応としても周辺の道路だとか、また駐車禁止の問題、速度制限等の交通規制が考えられますが、これはみんなでやはり検討をしなければならないことでなかろうかと、学生は学生ということだけに任せておくことではないというふうに考えております。  おっしゃいますようなことから推察をしてまいりますと、この駐車場の問題だとか、あるいは学生の風俗的な問題というものが大切な大学運営にかかわる問題であろうというふうに思っておりますので、これはやはりその周辺の皆さんとの協調の中で考えていかなければならないだろうというふうに思っておるところであります。学生が増加することによって当然交通量が増加いたしますし、将来的なものも含めてアクセスの道路の改善ということは、これは当然考えていかなければならないだろうというふうに思っておるところであります。今現在、駐車場問題といたしましては、平和墓地の参道付近に少しばかりあるわけでございますが、これとても決して満足のいく面積じゃございませんので、そこら辺のところは十分大学とも協議をしていく必要があろうと考えております。  それから、文化芸術会館でございますが、僕は幾ら少なくとも50億はかかるんじゃないかなというふうに思っておりまして、50億をかけるということになりますと、この維持費だけでもやはり1億は下らないというふうに思っております。民間活力といいましても、これは聞こえはいいんですけれども、実際金を出していただくということになりますと、なかなか集まらないのが普通でございまして、このお城を建てたのが5億集まって、これはものすごく集まったというふうに言ってますけれども、それの10倍でございますので、これはもう私としては民間の活力というものは余り期待はできない、それよりも駅南の地域の保留地処分だとか、あるいはまた財団の開発公社とかの、いわば剰余金でもって何らか充てられないかなというふうに思うわけであります。今、考えております用地も相当の面積があるんですが、これも福知山市の分もあれば、あるいは土地開発公社もあり、あるいはまた財団の開発公社の分もあるということで、これをやっぱり金に直すということだけでも相当の金額が必要になってまいります。そういうふうに考えますと、僕は言うに易く、行うに非常に難しいというふうに思っております。私が3期目の公約として言いましたのは、建てるということでなくて、具体化を図るというふうなことで、ちょっとぼかしたわけなんですが、そこら辺でご了承をお願いしたいものだというふうに思っておるわけであります。  それから、もちろん列車の福知山駅という、やはり来年は100周年ということですので、鉄道の100周年ということになれば、これも何らかやっていかなければなりませんし、福知山は鉄道のまちとして、これまで歴史を刻んできておりますので、その辺のところもこの立体交差事業というものなんかも、そういう意味では私は財源を連続立体交差事業に充てるということは、これはやはり、まちを21世紀らしいまちづくりをやっていくということにつながるというふうに理解をしております。  それから、社交ダンスの問題ですが、このごろテレビで見てもダンスをしたり、またなかなか温かいやつがよくやっておりますが、社交ダンスというのは、決して私は見下げたものじゃない、むしろこれは第二の人生、またそれを人生を楽しんでいく、楽しむということには欠かせない一つのフェスティバルだというふうに思っております。永田議員もダンスをやられるんか知りませんけれども、私はジャズやとか、そんなのはちょっと知らんのですけれども、ほかのタンゴぐらいのことやったら、ちょっとできるわけでございまして、そういう意味からも、いいことだというふうに思っております。厚生会館が非常に適してないということになるかと思いますが、また考えようによっては、ちょっと暗い方がいいようにもあります。  それから次、荒木の地内の進捗状況でございますけれども、紅葉丘病院への入り口の未改良区間がございまして、それにつきましては、現道の横の河川敷を使ったルートで関係地権者の用地提供の理解が今年の2月に得られたようでございますので、現在工事を進めておりまして、平成11年度には、この140メートルの区間でございますが、完成の予定であるとのことであります。  それから、森垣の地内の進捗状況でございますが、これは非常に175号線をまたぐ形での問題で、非常に重要な区間であり、改良自体も非常に大がかりなものになってくるだろうというふうに考えます。今思っておりますものは、あそこにずっと高架で出てきて、そして福知山線を渡って、そして土師川の付近へ出て、そこでまたループ式というんですか、そういったことが調整で考えておるわけでございまして、非常に多額を要する大きな工事になろうというふうに思っております。そういう状況でございますので、これも、今年中にはとはいきませんけれども、なるべく早い機会に具体的に進めさせていただきたいなというふうに思っております。  それから、農免道路につきましては、ご存じにように1期から4期までずっとあるわけでございまして、1期については荒木から和久寺、そして2期については森垣から荒木、今言ったとこですね。それから3期については和久寺から長安寺へ抜ける。そして4期については長安寺から岩井、こういうことになっておるようでありまして、いずれも平成10年までに完成を見ているやつでございまして、ただ第2期の工事の荒木森垣間については、まだできていなかったというものであります。  それから、雲原、天座、それから行積、長尾の集落排水事業、また三岳における合併浄化槽の事業なんかも全部公共事業も含めまして入れますと、85.9%というのが進捗率になっておるようでございます。85.7のようです。これは相当負担を考えていただかないとだめですし、それぐらいの金はずっと蓄えておられるというふうなことも仄聞をいたしますし、また、行積、天座と、それから佐賀の地域がございますが、これとはやはり差をつけていくというふうに思っておりますので、その辺のところで幾らということを今言うことはご容赦をお願いをしたいというふうに思います。全市民への水洗化を進めておるわけでございまして、来年度からでも一部の区間で工事が着工できるように準備をしたいものだというふうに思います。  それから、これは地元負担の軽減をお願いするというんじゃさかいに、これはもう……。それだけで。 ○議長(塩見 仁君)  13番、永田君。 ○13番(永田時夫君)  自席から失礼をいたします。一通りのご答弁をいただきました。中には市長さんのユーモラスな言葉も含めていただきまして、ご答弁をいただきまして、ありがとうございました。  市長の政治姿勢と申しますか、基本姿勢につきましては、施政方針の中にもしっかりと述べていただきまして、ちょっと私といたしましては、褒め過ぎかなというふうに思いましたけれども、心から信頼をいたしております。今後について、その姿勢を崩さずに毅然とした態度と強い信念でもって市政全般に立ち向かっていただきたいと、この苦しい21世紀の幕あけをしていただきたいということをお願いしておきたいというふうに思います。  それから、本年も4大プロジェクトの一つに上げております京都創成大学の設置に関係をいたしまして、諸条件の整備ということで質疑をさせていただいております。その中でも私申し上げておりますように、地元といたしましては快く受け入れたい、そしてまた、あらゆる協力をさせていただきたいと、この気持ちに変わりはないということを明言させていただいております。それといいますのは、大学が設置をされますと他の市民の方は別といたしまして、大正学区、特にその周辺地域の皆さん方は、孫末代、未来永劫、大学が存続する限り、良きにつけ、悪しきにつけ、おつき合いをしていかなきゃならん、こういう立場にあるわけでございます。そういったことから解決し、また解消していただくことにつきましては協力をして、お願いしたいということでいろいろと心配をしておるわけでございます。  先ほどの市長さんの答弁の中で、前回の3月の、昨年の3月の質疑のときには、これは大学が考える問題であるとか、これは行政として知らん顔はできないというような言葉のご答弁等もございましたけれども、きょうお伺いする限りは、行政、大学、地元と三者が三位一体となって、やっぱり話し合い、協議をし、そして解決をし、進めていかなならんという内容のお言葉をいただいたように私は受け取っております。それが一番、大学を成功させるためにも、また多くの市民の皆さんに喜んでいただくためにも、大学のためにも、これはいいことでありまして、それが不可欠であろうというように私は考えておるわけでございます。  まず、1点目の環境問題がどのように変わっていくのかと、どのように行政としてはとらまえておられるのかということでお尋ねをいたしました。市長さんの方から学生のマナーだとか、それから交通問題、それに対する規制、そして風俗といいますか、風紀的な、マナーのことに入りましょうけども、風紀の問題とか、駐車場の問題、あわせてご答弁をいただいたわけでございます。あと、開学までに1年を迎えたわけでございます。やはり私が申し上げましたように、環境問題は今後変化し、自然と起きてくる現象でありますけれども、この駐車場問題は今話し合いの中で解決ができる問題だと思うんです。  というのは、先ほどお聞きしましたように、原則マイカー通学を禁止するのか、それとも条件つきで可能にするのか、それとも全面解禁にするのか、このことは大きな私問題であると思います。それは学校の立場から言いましたら、学生募集の関係で車で通学ができないなということになれば、学生の数も減るかもわかりません。全国的に募集するわけでございますから一概には言えないわけでありますけれども、例えば通勤圏でいいましたら和田山、舞鶴、そして氷上方面ですと相当の範囲まで、兵庫県でありますと相当の範囲まで通勤が可能にもなってきますし、また学生の立場から見ましたらアルバイトの問題もありましょうし、この車社会の問題でございます。それはやはり早急に学校と行政とがご協議なりご相談いただいて、きちっとした方針というものを市民なり地元に示していただいきたいと私は強くこれを要望するわけであります。そうしないと、いつまでたっても快く受け入れたい、協力したいと言っている地元にしましても安心できないわけでございまして、そのことについて、いま一度、市長さんのお考えといいますか、ご答弁等もいただきたいというふうに思います。  環境問題等につきましては、学生の寮だとか、いわゆる民間のアパート、ワンルームマンション等々、これから大学に協力をしていかなければならない地元でもございます。1年目は200名ほど、そして短大も含めますともう少し多くなるわけでございますけれども、4年を経過しますと1,000名近い学生があの地域に集中をされるわけでございます。毎日1,000名そろうわけではございませんけれども、入れかわり立ちかわり、そして、この設立の大きな眼目であります市民に開かれた大学ということで、土・日には多くの市民の皆さんが大学に足を運ばれるわけであります。高齢者の方につきましては、やはり乗り物がなければ、ちょっとあの高台までは運動を兼ねてと申しましても、えろうございます。そうすると、やはり車ということにもなってまいります。私が申し上げておりますのは、1年目から大きな駐車場を確保していただきたいとか、いわばお願いも込めて言っておるわけではございません。4年間を経たその時点でどのように推測をされるのかというようなことも含めて駐車場構想というものは明確にしていただきたいし、しなけりゃならん問題だというふうに考えておるわけでございます。  いずれにいたしましても、市長さんの口の方から官民一体、行政、大学、地域と、この三位一体で今後についても協議をしながら進めていくんだという姿勢を見せていただいておりますので、安心はいたしておりますけれども、先ほども申しましたように、1年後に迫ったことでもございます。担当課の方は積極的に地元へ出向いて行って、また大学へ出向いていってご協議を進めていただきたいというふうに思うわけであります。  次に、文化行政と生涯学習施設の整備についてということで、現状生涯学習施設の現状はどのようになっておるかということも含めてお伺いをしたわけでございますけれども、その点ちょっとご回答といいますか、ご答弁が不十分だというふうに思います。それから、市長さん答弁の中で、この文化芸術会館につきましての財源と申しますか、それは50億ほどかかるんだと、民間の活力の導入ということでは、ちょっと無理なんじゃないかというふうなお話だったというふうに受けとめております。私はその逆だというふうに思っております。やはり、生活関連の大きな事業等も抱える中、本年でいいますと、ごみの焼却炉の問題、下水の問題、そして先ほど最後に述べました農業集落排水、合併浄化槽等々、生活に密接に関係のある事業、施策等を、それにプラスして介護保険等も含めての福祉施策、これをないがしろにするわけにはいかないわけでありまして、優先順位から考えても後回し後回しということになってくると思います。この文化芸術会館の早期実現に向けての質問なり意見というのは、過去多くの議員さんから出されておるわけでございまして、その具体化に向けての提言とか、そういったことについては余りなかったようでございますけれども、私の後、藤井節子議員の方から具体策についてということで述べられるようでございますし、私、大変楽しみにいたしておるところでございます。また、文化芸術会館につきましては、芦田議員さんの方からも何か上げておられますし、大変私、期待をいたしております。  私は、もうとにかく、このJRを含めたこの駅立交、これを中心にした駅周辺整備の中で、先ほども言いましたように、商業と、そして一体となって取り組まなければならないのではないかと、それがもう千載一遇のチャンスであると、まちづくりの中で、せっかくあの高台に用地があるといたしまして、単独の施設を建設された場合は、あとの運営、維持管理等もなかなか厳しいものがあろうかと思います。仮に駅周辺の中で、駅の立交化のそばで考えられた場合は、集客能力や買い物に来たお客さんがその建物に、施設に寄ると、もちろん交通の便もございます。そういったことで一番、駅周辺、もう駅に近いところ、できるだけ近いところ、隣接でも一体となったものでもいいと、駅北でいいますと、さとうやファミリーさんがございますし、今不況の中で建物の中が寂しくなっていく現実等もございます。そういった民間企業とのご相談をいただく中で、そして大きなJR用地、JRさんも参加していただいた中で模索する方が賢明ではないかと、早期実現に向けては。これはひとつ市長さんの方でもう一度お考えをいただきたいなというふうに思うわけでございます。  いずれにいたしましても、大型の生活関連事業施策を打っていかなきゃならない、その中には、もう欠かすことのできない福祉施策等もございます。私、前にこの文化芸術会館のことにつきまして赤穂市の例を持ち出して説明を、説明といいますか発言をさせていただきました。播州の赤穂市の5万2,000ほどの人口のところでございますけれども、福祉大学が設置をされる関係で私ども視察に行かせていただきました。そのとき職員の方からお話を聞かせていただくなり、施設等も見せていただいたわけでございますけれども、ハーモニーホールという60億かけて立派な施設ができておりました。説明を聞きますと、市民病院がみんなの命と健康を守る市民病院が先か、文化施設が先かということで、赤穂の市長さんは決断に迫られたそうでございます。どのような理由でそのような決断をされたかちょっとわかりませんけれども、順位としてはハーモニーホール、文化芸術会館を先に建設をして、私どもが行きましたときは、1年おくれて市民病院を建設中でございました。あわせて福祉大学が数カ月後に開学というような段取りになっておりました。  私は、その市長の判断の中で、やはり大学が設置されとるところに文化施設が乏しいということは、これは大きなマイナス、まちの恥になるとは言いませんけれども、大きなマイナス点だという点から進められたんじゃないかというふうに判断をされたんではないかというふうに私は想像をするわけでございますけれども、市長さんにも大きな決断をしていただきたいと、もうその時期は来ていると、みんなが待ち望んだ北近畿初の4年制大学、これにかかわって、やっぱり充実した文化施設がないということは、これは福知山市の今後の発展に大きな支障を来すと、若者の定着や、その他いろいろと勘案する中で、これは不可欠であると、パラレルに、同時期に私は進められるべきだというふうに思うわけであります。  次に、時間もありますので進めさせていただきます。社交ダンスの人口の増大と生涯学習の施設等についてということでお伺いをいたしました。市長さん、お話の中で厚生会館があると、不十分ですけども、ちょっと暗い方がええんじゃないかと、もうこの観念ですね、この概念といいますか、これ私、ご指摘させていただきたいと思いますけど、これは間違っております。そのような不健全なといいますか、暗いイメージを与えるようなことではございません。そんなことを申し上げますと大勢の高齢者の方、これに携わっております人たちからお叱りを受けることになろうかと思います。そんなものではございません。国会でも取り上げられましたように、この社交ダンスというものは、もっと健全な、発祥の地といいましたらイギリス、英国から出てきたものでございまして、時間がない関係で詳しくはご説明できませんけれども、そのようなイメージでは、これは決してございません。  そういった中で、本市の生涯学習課の職員の皆さんも奈良市なり藤井寺なりに視察に行かれたそうでございます。そうすると、奈良市ではカルチャーセンター、生涯学習センターが立派なのが建設されておりまして、その地下には立派な社交ダンスができる部屋といいますか、施設が確保されておったと、そして多くの人が楽しんでおったというような話も聞かせていただいております。いずれにいたしましても、文化関係のことにいたしますと、言葉は適切でないかもわかりませんけれども、福知山市は5年遅れてやってくると、このように、まあ言われておるようでございます、巷で。何でも。そのようなことでは、私どものここに住まう市民として、そしてこれに携わる人たちに申し訳ない、そのように思うわけでございまして、いま一度、文化行政について視点をかえ、観点をかえて改めて見直していただきたいというふうに思います。そういったことで福知山市の現状等について、施設の、ご答弁をいただいておりませんので、少し触れていただきたいというふうに思います。  それから、農免道路のことでございます。市長さんご答弁いただきましたことでご理解をいたしたわけでございますが、いずれにいたしましても、荒木地内、ルート変更がなされまして、そのために用地の提供をされました地権者に対しまして私は心から御礼を申し上げたい。いろいろと事情のある中で公共のためということで大切な土地を提供するわけでございますから、本当にありがたい気持ちでいっぱいであります。と申しますのは、私が区長時代にも、現在もですけれども、国道9号土師バイパス、175号堀バイの関係で土地の買収、その他のことについて大変経験をさせていただきました。そんな関係で用地を提供される方の気持ち、状況等については十分把握をしておりまして、本当に感謝を申し上げる次第であります。  それから、森垣地内、これは前回の平成10年3月の議会で質疑をさせていただきましたときに、市長さんは「森垣地内は、これは交通の難所として、この方から早く計画を立てるべきであり、遅きに失したという感じで大変責任を感じている」と、このようにご答弁をいただきました。1年経過をいたしまして、大分進捗はしたわけでございますけれども、先ほど述べましたように、いろんな問題等も抱えておる難所でございます。先ほども述べましたように、京都創成大学と同じように、やはりこの高架でまいりますオーバーの築造物ができますと、やはりその辺に住まわれる地域の人たちにとっては、未来永劫その建物といいますか、築造物とおつき合いをしていかなきゃならんと、家を出ましたら目前に8メートルも高いコンクリートの構造物が走るわけでございまして、それでも気持ちよく協力をさせていただこうと、このように今、森垣地内では地権者の方が言っていただいておるわけでございます。そのようなご協力を心から感謝をしながら受け入れて、一日も早い実施に向けて進めていただきたいというふうに要望をしておきたいというふうに思います。  それから、最後の北陵地域の農業集落排水事業についてでございますが、私どもの会派の中に立道議員なり、有議員さんがおられます。これは私は今回、会派の代表ということで質疑をさせていただいておりまして、内輪の細かいことにつきましては両議員さん、これまで何度も市長さんなり地元の皆さんとともに陳情をし、ご協議をいただいておることでございますので、よいご回答等については地元議員さんを通じて、また地元にお返ししていただけたら幸せに感じております。いずれにいたしましても、この北部、特にこの北陵地域につきましては、先ほど申しましたように起伏が激しく、民家が点在しておる地域でございます。これまで取り組んでこられました豊富方面、それから佐賀地区につきましては割と恵まれた地形にあるといいますか、いうところでございました。それと比較いたしまして割高になるということはある程度は覚悟はいたしておりますけれども、できる範囲の援助といいますか、それを私からも切にお願いをしておきたいというように思います。  少しご指摘をさせていただきました点について、いま一度ご回答をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この大学に関する周辺の問題でございますけれども、これはもう、もとをただせば大学が検討をしていただく事項が多いわけでございますので、そういうふうに持っていかざるを得ないということで、我々といたしましては、その大学が言われることについて、できるだけの協力をし、また協力をしていきたいというふうに思っておりますので、その辺でひとつお願いをいたしたいと思います。  それから、文化芸術会館、社交ダンスの方から言いますと、社交ダンス、ちょっと冗談じみたことを言ってまことに申しわけなかったわけでございますけれども、決して暗い方がいいんじゃなくて、それはきちっとしたところで社交ダンスとしての雰囲気がありますので、それはやっていただいたらいいと。そういうふうに考えますと、文化芸術会館は建てんなんわ、ダンスもこれやらんなんわということにならんように、どっちか、文化芸術会館、これとてもなかなか50億言っておりますけれども、本当に大変なことだと思うわけであります。と申しますのも、まだ生活関連でやらなきゃならない問題が多々あるわけであります。例えて申しますと、リサイクル施設もその一つでございましょうし、あるいはまた病院の建て替え問題というのも、これも大きな問題だろうというふうに思っておりますので、そういうふうに考えますだけでこの50億あたりは飛んでしまうということになるわけでありまして、50億が、必要でないということじゃなくて、まだもう少し待ってほしいなという心境を申し上げてるわけでございますので、その辺のところは、ちょっとご理解を賜りたいと思うんです。多勢質問をされるということですので、文化芸術会館については、なかなか価値が高いように思ってるわけですけれども、何遍聞かれても、ちょっとこう……。以上で。 ○議長(塩見 仁君)  教育部長。 ○教育部長(竹下一正君)  生涯学習施設の整備につきましてお答えを申し上げたいと思います。  中央公民館を含みます市内の6カ所の地域公民館、それから勤労青少年ホーム、そのほか体育施設等がこの生涯学習施設としてあるわけでございますが、こういった既存の施設につきまして、市民のニーズにこたえるために、また利用上、緊急に整備が必要と思われる施設につきまして、計画的に予算措置を行い、整備を図ってまいっております。平成10年度には川口地域公民館の空調設備、あるいは市民会館の4階ホールの舞台の床整備、また日新地域公民館のスロープ、それから、障害者用トイレの整備など実施をしてまいっております。平成11年度につきましても、川口地域公民館の体育館の改修、市民会館ホールの暗幕の取りかえ等を行う予定にいたしております。今後ともこうした施設の整備改善に努力をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  13番、永田君。 ○13番(永田時夫君)  失礼します。今、一番最後に生涯学習施設について現状なり今後の考え方をお示しいただきました。よくわかりました。社交ダンス等につきましては、今、厚生会館と中丹勤労会館を使用させていただいておるようでございまして、サークルなり団体等が数が多くて、取り合いになってるというようなことも聞いております。先ほどから申しておりますように、全国的な普及といいますか、広がりといいますか、高齢者の時代を迎えて、やっぱり高齢者の方も生きがい対策として取り組んでおられますし、また中高年の方も参加をされておる、若い人も加わっておるという中で、大きな全国的にはちょっと調べていただいたらわかりますけども、大きな広がりを見せております。本市も5年遅れてとか10年遅れてということじゃなしに、先取りをするなり、21世紀にふさわしい取り組みといいますか、をやっていただきたいなと。  それから、文化芸術会館につきましては、大学は、先ほどから何遍も申しますように、大学が設置されているところで文化娯楽施設に乏しいところは、ほんまにないわけでありまして、これは福知山市が生活関連のことにつきまして、福祉も含めて種々進めていかれる中で、欠けておるといいますか、残念ながら欠けておる大きな一つであるというふうに私は受け止めております。その点、今後の課題として大きな財源も要るわけでございますけれども、積極的にお取り組みをいただきたいというふうに思います。  それから、京都創成大学の件でございますけれども、市長さん1回目の答弁と、また2回目とちょっとニュアンスといいますかね、弱い面もあるんでございますけれども、この京都創成大学の設置については、公私協力、これを官民一体となって取り組んでいくんだと宣言し、大きな財源等も支援する中で進めておることでございます。それに加わっておる地域住民、市民のことに関しましては、いかなる項目であろうと、課題であろうと、行政の責任において私は取り組んでいただきたい、取り組むべきだというふうに認識をいたしております。行政から見ますれば、それは大学の方で考えてもらわんなんとか、大学とこれから協議してやっていくとかいうことではなく、大学の問題ということではなく、行政が大きな責任、責務として、私何回も申しておりますように、ご指導なりご援助なりをしていくのが行政のあり方やというふうに思っております。まして、周辺自治会等につきましては、私が明言しておりますように、気持ちよく協力したいと、今後おつき合いしていきたいと、盛り上げていきたいという思いで言っておるのでございますので、その点十分ご認識いただいて、今後とも地域を代表する自治会長さんを中心に地域住民の皆さんの意見を十分酌み上げて行政がやっていただきたい、担当課は進めていただきたい、このことを切にお願いをしておきたいというふうに思います。  今期4年間の最後の質疑となりました。何回か質疑なり質問をさせていただく中で、本当に言葉足らずで不適切な言葉等もあったかもわかりませんし、失礼なことも申し上げたかもわかりません。しかし冒頭、市長施政方針あるいは基本姿勢の中で私が述べておりますように、私どももその気持ちに変わりはないわけでございます。今後におきましても力いっぱい行政とともに頑張っていきたいというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いをいたしまして私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  一つ、ちょっと忘れておったような感じがするんですが、この赤穂の例ですね、これは宗教的な関係で、恐らく大学自体もそういうことですし、それから芸術会館的なものも恐らく私は宗教的な色彩がないとは言えないというふうに思っておるわけです。したがって、そのことはちょっと言うといた方がいいんじゃないかなと思って、あえて言わせていただいたわけなんで、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(塩見 仁君)  この際、暫時休憩いたします。  再開は3時50分といたします。
                  午後 3時26分  休憩               午後 3時50分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。  市長から発言を求められておりますので、これを許します。  市長。 ○市長(中村 稔君)  永田議員の質問に対しまして、カーネギーホールの財源関係ですが、宗教関係というふうに言っておりましたが、これは電源の関西電力の電源の財源をカーネギーホールに充てておるということであります。そういうことです。それで財源、金持ってるいうことは事実です。 ○議長(塩見 仁君)  次に、23番、松原忠一君の発言を許します。  23番、松原君。 ○23番(松原忠一君)(登壇)  市民クラブの松原です。市民クラブを代表いたしまして、通告事項について質問いたします前に一言申し上げたいと思います。  中村市長、第3期目の当初予算は打ち続く不況の中の大変な苦しい財政の中にもかかわりませず、府下の多くの市町村では大幅な予算の削減を提案されておる中におきまして、本市におきましては基金の取り崩しや公社からの寄附金と、いろんな角度からの財源を工面をして、多くの地域住民の要求実現のため、さらに打ち続く不況に苦しんでいる市民の暮らしを守るために、昨年とほぼ同じ額の一般会計ほか、特別会計、企業会計と、これらの予算を提案されたことを初め、その内容に本市が21世紀の初頭に第2期の発展期を迎えることができるのではなかろうかと展望が持てる福知山駅の連続立体交差事業を中心とする市の玄関づくり事業、北近畿地方で初めての4年制大学設立の支援事業及び環境の世紀と言われる21世紀の要請に立派にこたえることができる最新型のごみ焼却炉の建設等、大型事業を初め市街地の活性化対策、大きな変り目を迎えている農業の中山間地対策等、各方面に行き届いたきめの細かい配慮が見える各会計予算の提案に心から敬意を表しながら、以下、通告しておる事項について質問をさせていただきたいと、このように考えます。  最初に、本市の不況の実情と、それに対応する来年度の国・府・市の予算及び施策の関係についてという質問をいたしておるわけであります。今年の2月5日の経済企画庁が発表した景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が18.8%にとどまり、2カ月連続で景気判断の分かれ目である50%を下回ったと、したがって、不況が底を着いたとは、いまだ言えない実情であると言っているのであります。一致指数とは、生産、これも中小企業の売上高等11の指数をもとに3カ月前と比べての指標を出しているのでありますが、去る12月の議会で市長は金融不安から広がった不況が消費不況へと広がり、このことが全国的に深刻化して、本市においても製造業が特に厳しく、続いて建設業から小売業へと深刻な状況だと、このような回答をされたのでありますが、そこで質問をいたしたいと、こう思いますが、以後の福知山市の不況の実情について、国の施策、府の施策、これらとの不況の実情についてどのように認識をされているのか、ひとつお聞きをしたい。  その焦点になる物差しとしては、一つは企業の倒産を初めとする企業の実情について、さらに雇用の状態について求人倍率を初め、どのような、雇用情勢については影響が出てきておるのか、中小企業の売り上げの実態についてはどのような実態なのか。さらに年間を通じて15カ月予算ということで公共事業の発注効果は、もう相当影響を、よい方向に向けておるはずだと、こう思うわけですが、府の公共事業の影響、府の公共事業、市の事業ということで、これらの対策が福知山市の不況の状態にどうよい影響を与えておるのかどうかお聞きをしたいと、こう思いますし、具体的なこととしましては、本市の場合につきましては、年末に暮らしの資金の貸し付けというようなものは従来以上に必要な状態になっておるんじゃなかろうかと、こういうように思う状態、さらに生活保護も相当伸びておるということが言われておるわけでありますが、これらについて、物差しを当てて本市の不況の実態の把握をお聞かせいただきたいもんだというのが第1であります。  第2は、来年度の国・府・市の予算に不況対策について影響をどのように与えるということの見通しを立てておられるのかお聞きをしたいのであります。国の予算につきましては、現在長引く、そして深刻な不況をどないしてでもこれを克服したいという、この予算が編成されてありまして、経済学者等につきましては、まさに哲学のなきばらまき予算、このような予算を編成したと、このように言われておるわけでありますが、この予算は既にもう衆議院を通過をして、今、参議院でも相当なところまで行っておるわけでありますが、その中には国債31兆円、このようなものを含めて81兆8,600億、一般会計5.3%の増ということ、地方財政に関係する地方財政計画は、88兆5,300億、対前年1.6%の増、政策的資金となる財政投融資は39兆3,400億、これまた7.9%等の大型予算が組まれて、景気刺激、そして来年度は0.5%の生産が見通せるというところまでの自信を持った格好でいまやられておるわけであります。  また一方、京都府におきましては、一般会計8,546億4,700万ということで、これまた大変な財源不如意な中においても対前年度比1.5%いうことで提案をされておるようでありますし、また本市におきましても、先ほどからの提案のとおり、一般会計278億800万、これは対前年200万の減ですけれども、率でいえばゼロと、14の特別会計並びに三つの企業会計含めて598億2,541万の対前年で6.8%の減と、このような全体的な予算を通じて今の不況を克服をされるというようなことが国・府・市を通じてなっておる中における本市の状態の対策が、予算を通じてどのように克服をされるということの見通しが立とうということになっておるのか、これまたお聞きをしたい。  国は、まず銀行の信頼を失ってるものを取り戻さなきゃならんという格好で、15以上の金融機関に対しまして銀行の貸し渋り対策というものをやらせないための正常化のための公金を大幅に出しましたし、それから京都府におきましては、中小企業対策という格好で緊急融資の枠を大幅にふやし、1,000億からの財源を準備をしたと、さらに雇用の面におきましても、農林土木の地元雇用を実施をして、少しでも雇用の率の大変なことを救っていこうという格好の施策をされておるということのようであります。本市におきましても、中小企業の中のポッポランドの開設を初めSLモニュメントの移転というようなもの、あるいはまた北京都流通加工団地の整備構想というようなものを目新しく組んで、そして中小企業の困っておられる今の現状を打開さそうということに頑張ってもらおうとしておるようでありますが、これらがどの程度本市の経済不況の影響にいい影響を与えるということになるのか、一つ具体的な面についてもお聞かせをいただきたいというのが第2の質問であります。  三つ目が、先ほどもお話がございましたが、京都創成大学が立派に設立をされ、運営されるための諸対策についてということでございます。先ほどの議員の方からも地元の問題ということで多くのことが質問されました。私もいろんな要求を聞いておる中において、もう少し細かいことになるかもわかりませんがお聞きをしたい。京都創成大学が立派に設立され、運営されるための諸対策についてということで質問をいたしたいと思います。  福知山市民の強い要望である京都創成大学設立に向けての予算が今年度の本市予算の基本的な柱の一つとして取り上げられ、昨年の8億3,000万に続いて10億5,050万が予算化されたことは大きな意義があることだと思います。すなわち昨年の9月10日、市と成美学苑が公私協力協定を締結して以来、12月22日は創成大学設立の起工式が盛大に開催され、続いて短大が4年制大学設立に向けての第一次関門とも言われる第一次認可審査が今年の2月15日にパスをしたとの報道は、市民に大きな安心感と今後の取り組みに期待感をもたらしたところであります。続いて今後のスケジュールは、6月ごろに就任予定教授の実情調査ほか、重要な大学運営のあり方等について実地検査があり、以後10月から12月にかけて大学設置に対する審議会の設置の是非が決定されると、このように言われておりまして、ちょうど1年を越してこのことが具体化しなきゃならんというところまで来た中における質問をいたしたいと思うわけですが、今のこの必要な問題点として、私は三つあると、こう思うわけでありまして、一つは今日まで大変議会を中心にして、全市民の皆さん方からの理解と、そして協力体制ができましたけれども、これからが正念場であって、さらに市民がこのことに深い協力をしていただくという時期になったと。二つ目は、学校側が優秀な教授陣の採用を初め、健全かつ魅力のある学校運営の実施ができるような段取りをきちっとしてもらうこと、三つ目は、これらの実現の上に本市が約束をした援助を完全に実施することによって立派な大学ができ、そして本市の期待する教育水準の向上ほか、生涯教育等の充実が大学の能力を十分生かして実施できるもんだと、このように考える際に以下、質問をいたしたいと、こう思うのであります。  したがって、一つは開学まで1年後に迫った今日の時点としまして、創成大学が先ほどのスケジュールの中にも出ておりましたように、正式な認可はやっぱり10月以降、12月の間と、こういうことが大体言われておるわけでありますから、実は来年の4月に学校に入学してもらう生徒やとか先生とか、父兄、これらに対する受験をする、福知山に立派な大学ができて受験をしてもらいたいという格好のPRなり宣伝というのは、これどのような格好で、いつごろから行われるんかなというようなことは、いまだ大学が設置できておりませんからわかりませんけれども、今の学校側と市とのかかわり合いでは、どのような格好でこのことがやられようとしておるのかどうかということをまず聞きたいのであります。  学校は当然のこととしまして、京都府であるとか、兵庫県であるとか、あるいはまた、その他につきましても高等学校等に対して働きかけをやり、生徒に対しても、父兄に対しても理解をしてもらうということになるだろうと思いますが、市としましても横の連絡・協調といいますか、協力関係をするために府下の4市13町はもちろん、それ以外の兵庫県側の北近畿と言われる地域についても十分行政的な立場に立って、福知山にできる立派な大学ということで宣伝をし、そして参加の人たちが、学生たちが福知山へたくさん受験をしに来てもらうような横の取り組みということもあってもいいんじゃなかろうかなと、このように考える際に、まず福知山に大学ができると、そして立派にこれは運営されるもんだという前提に立って、来年度の受験対策というようなものはどのようにお感じになっておるのか。  それから二つ目は、来年の今ごろになれば、もうそろそろ決まった学生が福知山に200人ほどは来てもらうということになるわけであります。そのためには住居がこれは必要なんでありまして、どこの大学を見に行きましても、地域で十分行政と大学とがマッチして、そして受け入れ体制というものが取られておるということであります。本市の場合につきましては、一度に住居が建設されるということではないわけですけれども、しかし学校側のどの程度の人が、学生たちが本市に出てくるかということもわからん中ではありますけれども、常識的な線における受け入れ体制というものは持たなきゃならんという中において、これはどのように思われて、今話し合いをされているのかどうか。それから、よその市に大学が設置された場合のところへ行ってみましたら、これはやっぱり行政的に随分な協力をするという範疇の中に入れまして、そしてアパートを建てる、あるいはまた、そのような設備をつくるというような人には支援をする、言うならば今はこれ以上安い金利はないわけでありますが、金利の問題であるとか、いろんな協力をして、そして学生受け入れの住居対策というものが行われておるというところを見てきておるわけですが、本市につきましては、学生の住居対策は実際はどのように学校側と一緒に進められておるのかどうか、このことをお聞きしたい。  それから三つ目には、私は京田辺へ行って同志社大学が今から数年前にあそこへ教育学部が行ったことを調査に行ったことあるわけですが、あそこでは、ほとんどまだ市になって時間がなかったし、アルバイトというものが町にないと、したがって、子どもたちは全部京都からアルバイトをしもって京田辺に通っておるという実情を聞いて、もうこれ以上余り大学来てほしくないというぐらいの実情になっておることをお聞きしておったわけですが、本市の場合につきましては、審議会を通じていろいろ、まちの会議所等との調整もやっておられるわけですから、本市に学生が200人来た、そういう中で働きたい、朝夕自分の時間に働きたいという子どもたちのこのようなアルバイト等の仕事をあっせんしたり協力したりというようなことは、どのように進められておるのか、まずお聞きをしたいなと、こういうように思いますし、さらに今の子どもたちは十分働きながら学校へ行くという生徒が多いのでありまして、そのためには学校であるとか、あるいはまた地域の人たち、あるいはまた市で奨学金制度というのが必要であると、それを受けながら学校へ行かせてもらいたいというように随分な需要があることは聞かされておるのでありますが、学校側との話し合いというようなものは、奨学金制度の必要、そんなものはないということなのか、学校に聞きましたら中国からの生徒の受け入れも随分枠を広げて、この生徒の枠の中へ予定をしておるということのようですから、当然このような制度を利用したいという生徒は多くおるんではなかろうかなと、こういうふうに思う際に、本市は学校とこういう奨学金制度のあり方について、どのようなお考えを持っておられるのかお聞きしたいとこう思いますし、大学に行くのは、最終的な目的じゃなくて、そこの大学を出て、どこに就職をすることができるかなというのが、親にしても、学生にしても一番の大事なことであって、今から4年後のことであったとしましても、就職のあっせんの展望というものが従来の短大の上にどのような方向で、今、企業や学校あたりとの話し合いというものが進められておるものかどうか、ひとつ聞かせてもらっておきたいと。さらに、大学ができるということは、我々としては夜の福知山市民の人口が増えていくということにつながって、そしてまちの発展のバロメーターにこれはされるわけですから、できるだけやっぱり子どもたちが福知山に住んで、そのための住民票を持ってきてもらって、福知山市民になってもらうということが大変学校ができて活性化して、よいことであったということの評価につながるわけですから、この人口増のための住民票を持ってきてもらうような考え方というのは、現在の短期大学の生徒等を見て、どのようにお感じになって学校側とは情勢分析をされておるのかお聞かせいただきたいなと、こういうように思うわけであります。  先ほどから地域の駐車場の問題やら交通の問題が出ましたですから、それは確かに学校の判断というか、許可を、車を使ってもええということにするのかどうかが中心ですけれども、しかし、市としてもそれの十分な、その受け入れ体制というのは考えてもらわないかんなと、こう思うわけですが、以上、少し細かいことになるかもしれませんが、地域で話されておることの問題点について質問をいたしたいと、こう思うのであります。  それから、駅の連続立体交差事業ほか21世紀の新しい顔づくり事業の来年度の予算による進捗状況と鉄道利用の充実についてということであります。  連続立交のことをいきます。私は今年で議員生活40年ということで、出身が鉄道ということで、この議会の中で昭和51年9月、鉄道関係の特別委員会というものをいよいよ持って、福知山市の今日まで発展してきた鉄道というものについて、さらに電化や高速化に向けてやってもらうための委員会をこれはつくろうじゃないかということでやりましてから今日まで23年間ですが、ほとんどその中で、その委員会に所属すると同時に、16年間委員長という格好でやってきたところであります。今回21世紀に向かって新しい本市の顔という格好で、この国鉄を中心とした格好の村づくり、まちづくりというのか、本市の公共事業の中心として事が進められようと、こういうようになっておる中における判断というか、どうこれから進めてもらうという格好の緒につこうというようになっておるんか聞かせてもらいたいと思うわけですが、一つは、心配なことは、財政的にも大変な中、全国的に困難がありまして、公共事業の見直しということが今日では強く叫ばれまして、そして我々が考えておるような従来のテンポでいろんなことが進められるのかどうかなという、この問題が出てくる時期になりましたし、さらに財政的に見ましても、国においても、府においても、市においても、さらにJRにおいてもこの370億から400億近うかかろうという立体交差事業等については、きちっと計画したとおりの年次で進むのかどうかということは危ういと、こういうこともささやかれる時期になった際に、ひとつお聞きをしておきたいと、こういうように思ったのであります。  連続立交につきましては、市長が大変努力をされまして、一昨年の10月30日、京都府が370億という巨費を進めていくということの基礎になりますところの立交の式が行われまして、先ほども出ておりましたように、2月16日以降、3月2日と見ましても山陰線の仮線のつけかえ等が具体的に進みつつあると、こういうようになりまして、目に見えて去年から今年にかけては立交の事業が進んでおることについては、これは大変本当にありがたいこっちゃなあと、こういうように思っておるわけでありますが、ひとつその中でお聞きをしたいと思いますのは、平成11年度の国並びに府、そして市の予算は大体わかるわけですが、ここらの予算を通じまして、来年まで1年間かかってやればどの程度のことが3年目の事業として事が進むということになるのかどうか、これは平成8年ごろ、大体20年代の完成という格好の目標を持っておるわけでございますが、そのような目標でいけるという3年度の予算の内容になっておるのかどうかと。私が知っておる場合につきましては、JRのあの施設の移転というようなものは、本当に予定どおりいくのかなというぐらいな大事業でありましたけれども、着実に進められつつあるという感じの中で、まず今年度の予算から完成までのあり方について、どのような展望ができるのか、自信を持って見ておることができるのかということが、ひとつ聞きたいという第1番であります。  それから二つ目は、駅南区画整理事業につきまして、先ほどからも関係する案件についての質問が出ておりますが、これは62.5ヘクタールと、昭和60年に着工して、そしてもう既に完成をしておるという最初からの予定の目標であったわけですが、途中でたしか2回ほどこれの変更がございまして、今度は平成12年には完全にこれを完成させたいと、そして新しい福知山の顔づくり、まちづくりの拠点としてこのことをやっていきたいということで、今年度も来年度完成を目指しての25億円からの大変な予算が組まれておるわけでありますが、この駅南の工事につきましても連続立交のかかわりの中で大変大事な駅裏の5,000平米の駐車場というのか、広場をつくるためには、なくてはならない大変な関連する事業ですが、これの見通しは今年度予算ではどう実現することができるのか。  さらに、駅周辺の区画整理につきましても、これは平成8年に着工して、約150億で、今年の予算は4億ぐらいのようですが、平成21年を展望しながら、この駅づくりの顔づくりの中心という格好で、これも進めていきたいと、こういうことになっておるわけですが、今年度の国・府・市の予算を通じて、どのような事業が完成するのかということもお聞かせ願いたい。  さらに次は、駅北の再開発事業でございますが、これは言われましてからもう10年近い問題の提起がされて、そして今日まで来ておるわけですが、今年度も今年から地元で調査委託するということで110万の予算が組まれておるところでありますけれども、本当にこれは駅南、駅周辺、これらと極めて関連性のある事業でございますから、ここの事業だけ取り残すということにはならない実態から言いまして、ひとつこの駅北の事業は今年度は実際にどの程度進むということになるのかということをお聞きをしておきたいなと、こういうように思います。  さらに、福知山線の福知山・篠山口間の複線化に対する努力でありますが、私、昨年東京へ参りました際に、氷上郡の各駅について関係する町長さん方の行動を一緒に、ともにしたわけでありますが、大変なこれは熱意を持ってやっておられまして、出てくる代議士に一つ一つ活を入れるいうぐらいに努力されておるのを見ました。今年度福知山市につきましても、JR福知山線複線促進同盟会の会費として39万3,000円組まれておりますが、福知山市までこれは複線化しないと、本当に福知山線の効果というのは上がらないのでありまして、どうぞもう少し、この福知山線の複線電化、これにつきましては具体的に成果を上げるために、もう少し努力をやってもらうべきじゃなかろうかと、こういうように思うことにつきまして質問というか、要求をしたいわけであります。  次は、この鉄道利用につきましては、昨年12月議会で、私、鉄道のことについて同じような質問をして要求しておったところ、今年度は福知山・京都間の回数券につきまして250冊分、620万、これ用品調達会計事業で処理をしていただきましたことは本当にこれは大変ありがたいことでありましたし、JRの方の関係者も本当に市の理解ある協力に感謝を申し上げておられました。しかし、さらに私は今回この中へ入れておると思いますのは二つ問題があるのでありまして、一つは、宮福線を含めまして市の職員の皆さん方は少なくとも通勤途上はJRを使うと、宮福線を使うという格好ぐらいの協力があってもよいんじゃなかろうかなあ、こういうように思うことが一つであります。  もう一つは、何年前ですか、もう20年近くなると思うんですが、鉄道利用の団体補助制度というものが、これあるわけでありまして、先月号の「広報ふくちやま」の中でも随分この鉄道のPRをやってもらっておることを今も見ておったわけですが、しかし、これが作ったときに年間300万の予算を持っておりましたら足らないぐらいの利用があったわけですが、今日では100万円の消化がないというところまで来ておるわけですから、私は昨年の総会の中でもう少し内容を、これは使いやすいように、皆さんが鉄道を理解するように内容を変えるべき時期に来てないかなと、こういうことを言っておったわけですが、これらにつきましてももう少し市民のPRをしてもらって、そして理解をされて、これを使っていただくという方向にこれは考えるべき時期に来ておるんではなかろうかなと、こういうように思いますし、市民のPRの中では、鉄道の100周年ということで先ほど市長からも回答がありましたが、何らかのイベントを開催すると、こういうことで市民PRを鉄道のまちとして今日まで来たものを、今年度はさらに強調すると、こういうふうに言われておるわけですが、100周年記念のイベントの内容としては、どんなようなことを考えているのか、それと含めて、鉄道利用のPRもひとつやってもらいたいと、こういうように思うのであります。  それから、順序が違っておったわけですが、二つ目の国が進める地方分権への対応方針と、府が今年度から市におろす事業対策及び行政改革の実施についてということであります。  国は地方分権推進法の制定を平成7年に行いましてから、地方分権推進委員会を発足をさせ、以後5年間にわたって地方分権の実施について具体的にいろんなことを決めてきました。一つは、国と地方公共団体との役割分担及び新しい関係、二つ目が必置規制の見直しと国の出先機関のあり方、三つ目は国庫補助金並びに負担金、これらの合理化と地方税財源の充実・確保、四つ目が都道府県と市町村の新しい関係、五つ目が地方公共団体の行政体制の整備確立と、これらについて審議をしまして、第1次より第5次に至る勧告を出したところであります。これを受けて、政府におきましては、地方分権関係法案という格好で、今国会に近く475法案に整理をして提案をし、国会に提案をし、平成12年度4月よりこの地方分権法案が具体的に法律としていけるようにやりたいということを発表されております。これにつきまして、ひとつどのような考え方で受けられるのかお聞きをしたい。  その中の一つは、地方分権は永年の討論の審議の時期から既に発表されている具体的な推進計画、これは第1次に出ておりますが、これに沿って実施しなければならないと、これは来たのであります。なお、その内容が市の事務の半分以上と言われる機関委任事務の全面廃止を初め、公共事業実施財源の国庫補助金・負担金、これらの制度改正と市政の抜本的対応が迫られておると、このような時期に来たと思うのでありますが、これに対する基本的な、どう受けとめて、先ほどお話がございましたように、明治以降の大改革に匹敵するような地方分権体制というものを受け入れようということになっておられるのかお聞きをしたいなあと、これが一つであります。  二つ目は、京都府と府内各市町村でつくる昨年4月に設置されてきた地方分権推進のための協議会というのが去る2月9日、国の第1次地方分権推進計画の前倒し分も含めてということで18事務、119項目を従来府で行っていた事務を各市町村におろすということがマスコミで出ました。その中身というのはよくわからないわけでありますが、都市計画に関する事務、これは15項目は今年の10月から府でやっておったものが市町村でやってもらいますよと、こういうことが書かれておるわけですが、残りの3項目は来年の4月からということで、どちらにしても、もう既に市がこのことを受けてやらなきゃならんというところまで来ておることは間違いないんでありますが、そういう意味で、土地やまちづくり、さらに保健、福祉、商工団体、商工問題、これらについて国が実際整理をして国会に出したという時点の中における本市の受けとめ方というのはどのように考えられておるのか、ひとつ聞かせていただきたいし、前倒し分という格好で来るような性格のものというのは、もう既に国と府との間できちっと決まって、そのことがされるということになるのかどうか、ひとつお聞きをしたい。実際に10月から本市に京都府がやっておった仕事をおろしてくるというんならば、それに必要な人員の問題であるとか、財源の問題であるとか、総体的なこの市行政とのかかわり合いということがきちっと処理をされた上で、このことを受けなきゃならんと思うわけでありますが、それはどのようにお感じになってるのかを聞かせていただきたい。  三つ目は、市自身の行政改革についてであります。地方分権の勧告の中にも新たな指針という格好に沿って行政改革の一層の推進を図られたいということで、平成10年末までに、できるだけ早く各それぞれの地方自治体においては、従来以上の上積みとしての行革をやるべきではないかという格好の要請をしてきておりますが、本市の従来やってきた、さらに行革というものがどのような受け取り方で措置がされようということの地方分権とのかかわり合いの中における本市の行革の進め方についてお感じになってるのかお聞かせを願いたい。  最後に、地方分権の取り組みの中で、市町村の合併の問題が言われておるわけであります。現在、全国で3,300の地方自治体を小選挙区の300ぐらいにしたいと、このようなことを随分押しつけというか、そんなような格好でおろしまして、事業の財源問題等も含めて、当面して、そのことがやりやすいような市町村合併の見解というものが国の方で出しておりますが、京都府の考え方はどうなのか、それを受けて市はどのように市町村合併のあり方等についてお感じになってるのか、広域行政のあり方として今日までやってきたとのかかわり合い等について、ひとつお聞かせ願いたいということであります。  最後に、市民病院の建て替えを初め今後の充実方針と今年度の薬価の改正及び感染症対策についてということであります。  去る平成3年9月議会に連合から出されてきた地域医療の充実整備に関するという請願を市議会が採択をしまして、従来の国立病院の存続・拡充方針から市民病院へ譲り受けて、公立病院として整備運営するこというのは、議会がこれを方針変えをしました。それに沿って平成4年の11月に地域医療審議会が持たれ、平成5年2月までの間に5回の審議を経まして、そしてその審議会から答申をされて、そしてそのことを受けて今日まで来ておるのであります。すなわち従来の国立病院を市立市民病院として受け入れ、少子・高齢化の時代を迎えるに当たり、医療・保健・福祉を展望・充実する施設として取り組むべきであると、このようなことが軸になりまして、当面をして、一番当時問題になっておりまして救急医療対策を最優先の課題として処理することを初め、10数項目にわたる具体的な取り組み事項が答申の中で列挙をされたのであります。これを受けまして、平成5年10月1日、市立市民病院として発足してからは今日6年目を迎えるのでありますが、この5年間の間に市民病院は診療科の増加を初め、医療機器の充実、そしてそれらに対応されるお医者さんや看護婦さん、その他の人たちの人員につきましても100名を超す増員の中、充実していただき、今日では全く市民の信頼と期待にこたえる立派な地域の中核的な基幹病院というようなことになっていただいたことについては心から敬意を表したいと、このように考えるところであります。ところが市民の要望というのは随分先へ進むものでございまして、今日いろんな時間の問題であるとか、待ち合わせの問題であるとか出ておる中において、そのことを言ってみても、今の施設ではそれを解消することができないと、こういうふうになったわけであります。  したがって、そこで質問いたしたいのは、市民病院の建て替え方針について聞きたいのであります。審議会には自治体病院施設センターというところの資料を持ちまして、現在の病床300ベッドより500床にするということを目標にして審議がされたのでありまして、当時市長代理として出ておられました牧助役等がそのことを受けて、答申が出れば十分これは尊重させてもらうと、こういう意思の表示がされましたし、一気にはできなくても年次計画等で時代に即応したところの市立病院にするように、それは現在の300床を500床にするものであると、こういう方向で発言がされてきたと思うのであります。そういう意味で、今日質問をいたしたいと思うのは、平成8年度におきましては、病院施設の充実ということでマスタープランが作成をされたはずであります。そのマスタープラン等を見ながら、どのように300床から500床へという審議会の十分な内容を尊重する市政のあり方、病院の充実というようなものが進められようという格好になってるのか、ひとつお聞きしたいというのが一つであります。  二つ目には、薬価の問題でございます。薬代が公費負担になるということとのかかわりでございますが、1997年の老人保健法の改正で、70歳以上の対象者が外来で薬を受け取る場合の内服薬につきましては、2種類以上では30円から100円の一部負担が決定した。しかし、余りにも今日の経済不況の中で老人に対する過酷な負担増は困るということになりまして、特例措置という格好で国が当面これを見ると、こういうことになっておるのであります。それを受けまして、京都府では国が70歳からやるなら65歳からという格好で、高齢者負担について負担をしようと、こうなってることにつきまして、実際問題この窓口で高齢者の人たちがこの7月以降、どのような負担は薬価について持つということになるのか、また二つ目には、国保やとか市民病院の運営上、この負担はどうなるのかお聞かせをいただきたい。  最後に、感染症対策についてであります。従来の伝染病予防法、エイズ予防法、それから性病予防法、これらを感染症新法という格好で、今年の4月から実施されるようでございます。従来のコレラやとか赤痢が発生した場合は、市町村長の権限によりまして、強制隔離をして、そして、そういう人たちの医療を見守っていくと、他に類を及ぼさないようにやっていくと、こういうことになっておったものが、これからは知事の勧告によって医師や弁護士によって感染症審査協議会というものが設置をされて、患者対策が決められるということのようであります。事は京都府の保健所が中心になってやるべき責任分野の問題とはいえ、福知山市民病院がこの病院に指定をされた。そして、そこには審査協議会というものが府と同じように設置をされるということを聞いておるのでありますが、これまで我々としましては、3市3町で隔離病院の組合というものを結成をして、そして運営をされてきておったと、こういう経過を経まして、今回のこの感染症対策とのかかわり合いの中で何もしなくて、条例改正も規則改正も一切しなくてもよいということで4月から実施をできるものかどうか、ひとつお聞かせを願いたいもんだと、こういうふうに思います。  最後に、この看護婦さんの養成の問題でございますが、この間、見ておりましたら、市立市民病院から立派に39人の人たちが巣立っていくということが出ておりましたが、福知山市民病院の看護婦、市内の病院、診療所等の看護婦の需要に十分満たすということになるのか、福知山市の市民病院で養成した生徒がどのように福知山地方の医療とのかかわり合いの中で貢献するということになってるのか実態をお聞かせ願いたいということであります。以上質問いたします。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  本市の不況の実情その他につきまして、計数的なものは大分多いですので、これは部長の方から答弁をさせていただきます。  国の一般会計並びに財政の投融資計画というのは、言うなれば15カ月予算の考えのもとに当面の景気回復に向けて全力を尽くす積極型の予算が編成をされまして、不況打開を第一優先とされた。それが88兆何がしかの金額になっておるわけでありまして、また、府の予算は、地方財源の厳しい中にもかかわりませず緊縮型の予算となっておりまして、不況対策には融資制度の充実を初めとして重点的に予算措置がなされまして、めり張りのきいた予算であるというふうに我々としては評価をしております。これまでの基金を取り崩すなどして、それに充てられたと、不況対策に充てておられるということからも、はっきりそれが酌み取れるわけでございます。また、市の予算におきましても、先ほどもお話がございましたように、国が15カ月予算を組んでおる関係で、我々といたしましては、できるだけ補正予算もあわせて頑張って、この不況対策を乗り切らなければならないというふうに考えていたところでありまして、昨年の同程度の予算枠を確保することができたわけでございます。これとても細かく申し上げますと、一般会計におきましては、減債基金を1億5,000万円つぶしまして充当をしているということでございまして、これも本市としては、それが精いっぱいのことでなかっただろうかと。また、ほかの予算を見ましても総額で500億以上の予算を計上をいたしておりまして、これとても非常に、いわば背伸びをした予算だということが言えると思います。私といたしましては、市の予算というものは不況対策にも十分耐え得る予算だというふうに考えております。  それから、商業の振興の面で商業の自助努力というのが第一でございますが、行政はそういった自助努力を支援するとともに、環境整備を図りまして、魅力ある商店街の整備に努めて顧客の誘致並びに活力ある商業振興を高めることを目的としておるわけでございまして、ご質問のSL事業を除く各事業は、商工会議所等を中心に商業者が自主的に取り組んでいる事業を支援するものでございまして、即効性のある事業、さらに将来の本市の商業の基本構想の策定事業として、近い将来にその効果が期待できる事業等でございまして、商業振興への効果は大きいと確信をいたしております。SL移転の事業につきましては、本市の生い立ちを鉄道のまちと位置づけまして、市街地を中心に移転することによりまして、新たな名所となり、顧客の誘致に寄与することを期待をいたしておるわけであります。それから、ポッポランドを中心にした、いわゆるインターロックの舗装にいたしましても、この一つの考え方に基づいてやってきておるわけでございまして、これとても非常に有効でなかろうかというふうに思っておるところであります。  それから、順序がちょっと間違えられたようでございますが、創成大学についてのいろんな問題は、さきの永田議員にもお答えをさせていただきましたが、やはり学生の確保のPRということも、これも必要でございまして、慎重に対応をしなければならない。できるだけ広くPRすることは、これはもう中丹広域圏の広報紙を活用したり、あるいはまた、創成大学に関する情報を話題提供して啓発に努めているところでございまして、近く創成大学の設立推進協議会がJR福知山駅バスターミナルの啓発看板を書き換えられるように承っておりまして、これもその効果を期待をいたしておるわけであります。  それから、アパートの建設等でございますが、市といたしましては、民間の建設についての行政支援については、今のところ検討を考えていないようでございますが、これとても先ほどお答えをさせていただいたように、市並びに大学、そして地元と十分協調を図りながらやっていく必要があろうというふうに思います。  そして、おっしゃいますように中国からも相当の優秀な学生が出てくるということが十分期待をされますので、その辺のところも考えなければならないだろうと、また、奨学金の問題、制度につきましては、これは、こう言ってはあれですが、学校、大学が考えるべき問題であろうというふうに思っておるものでございます。  学生アルバイト先の確保だとか、あるいは直接的には、これなんかも大学の直接の問題でありますが、市といたしましても各種の産業振興の施策を従来より進めていくということでございまして、こういったこともアルバイト先についても必要なことでしょうし、それから、アオイ通りのラボという学生の出先機関、そこなんかにも一つの拠点を置かれるようでございますので、これなんかは、もうすぐに今設置をされているというふうに思っておるんですが、それなんかを十分活用されることなんかは必要なことであろうというふうに思います。  それから、もちろん地元での卒業後の地元定着のための就職先の確保というのは必要でございまして、もちろん地元の定着もさることながら、やはりこの付近の若者が大学を目指してもらえるということによって定着も図れるというふうに考えますときに、関係機関との啓発手法については、今後とも考えていきたい。そして住民票もこちらへ移していただくのが、これは十分協力をしてもらう必要もありますし、こちらも啓発をしなければならないだろうというふうに考えておるところであります。  それから、駅を中心にした大型事業、いわゆる連続立体交差事業と駅南土地区画整理事業、また駅周辺の土地区画整理、そして駅北の再開発事業、これなんかは本市の本当に駅を中心にした21世紀へ向けての大きな顔づくりの事業であるというふうに思っておるところでございまして、先ほどもお話がございましたように、福知山駅を中心に延長約6.1キロの鉄道の高架化する事業、これが370億円、そして平成8年5月に事業認可を受けまして、平成9年10月に起工式を行った後、本年度から本格的な工事として篠尾踏切付近の高架本体工事事業が既にこれは大分立っておるわけでございますが、行ってみて、びっくりするような大きなコンクリート柱が立っておるわけでありますが、これは山陰線の仮線の施設のようであります。それから、平成11年度につきましても引き続き高架本体工事、仮線工事等を実施される予定だというふうに聞いております。JRの施設の移転につきましては、舞鶴線の電化に合わせまして、11年の秋ごろに現在の施設機能が電車基地に移転をされる予定でございまして、その後、駅周辺土地区画整理事業と調整を図りながら、順次、施設撤去を実施されるように聞いております。今後の事業の執行の取り組みといたしましては、平成10年度において大型補正予算がございまして、予算も順調に確保されておりまして、計画どおり進捗している状況だというふうに承っております。  それから、駅南の土地区画整理事業の平成11年度予算でございますが、これは90%以上の進捗を見ておりますけれども、まだ数件の物件の移転がございまして、11年度中には完成をしたい、大分こう延びて延びてしたんですけれども、11年度中には完成をしたいというふうに思っております。平成12年度は、換地処分に向けて寺町岡篠尾線の残事業の進捗に努めるほか、国道9号線の切り下げ関係、そして駅裏の鉄道施設の移転関係等、他の事業との整合性や保留地処分等が今後の大きな課題になろうというふうに考えます。  それから、駅周辺の土地区画整理事業、これは17.8ヘクタールの基盤整備を行う事業で、総工費はご存じの154億円でございまして、平成7年7月に事業認可を受けまして、平成20年度完成の予定でございます。進捗状況につきましては、平成9年10月の起工式以後、家屋の調査だとか、測量設計を行いまして、それから平成10年度以降は、9月に区域全体の仮換地指定を完了をし、一部建物の移転に着手をいたしております。平成11年度におきましては、引き続き建物移転を行うとともに、駅南側のJR施設の撤去や一部宅地の整地工事に着手をしていく予定であるとのことであります。  それから、駅北の開発でございますけれども、これは駅北の地権者のうち約22%が大規模再開発を希望しておりまして、残りが個別店舗等を希望してる。個別店舗につきましては、平成11年度から区画整理事業の移転に合わせて順次建て替えていくということであります。大規模の再開発については、区域の面積約1.5ヘクタールを区画整理の中で集合換地をしまして、商業・業務系のビルを検討中だということでありまして、大規模の着手は連立事業、それから区画整理事業の進捗に合わせて検討を行うということであります。  それから、福知山線の複線化の問題ですが、これは確かにおっしゃいますように、兵庫県側が非常に力を入れておられるようであります。先般も貝原知事が426のトンネルにお見えになったときにおっしゃっておったのは、平成30年には完成を、複線化しましょうやというようなことをおっしゃっていたわけで、なかなか遠い話であるというふうに思いますが、そうばっかり言っておられませんので、できるだけ運動には参画をしなければならないというふうに思っております。これができることによって、大阪・福知山間というものは複線ができることによって非常に近くなるわけでございますので、今後とも要望は続けてまいりたいというふうに思います。 ○議長(塩見 仁君)  ちょっと済みません。答弁中でありますが、会議は定刻を過ぎるようであります。時間延長を行いますのでご了承願います。 ○市長(中村 稔君)  この地方分権の問題で、18事務の119項目の問題でございまして、これは前倒し移譲分というのは三つの事務、27項目のようであります。そのうち本市に該当しない事務が2事務と16事務、112項目あるようでございますので、そういうものはおっしゃるように要らない。ただ問題としては、この地方分権によって財源がどういうふうになってくるかというのは、我々一番関心があり、また人員はこちらでやりますので、人員は府でもうとっといてほしいというふうに考えていることが第1点であります。今、第2次行革の大綱に基づきまして見直しが進められているところでありますが、改めて大綱そのものを見直す考えというものはないわけであります。先ほど言ったように、金だけはぜひもらいたいですけれども、あとは人員なり、その他はもう結構ですということです。  それから、町村合併のことをお話になりましたが、この町村合併は、やっぱりそれぞれ歴史を持っておりますので、ひっつけたらよいというもんじゃないというふうに私は思っております。したがって、本市を中心にして考えた場合に、3町は3町のそれぞれの特異性を持っているので、それは生かしていってこそいいのでないかというふうに思っております。以上。 ○議長(塩見 仁君)  病院事業管理者。 ○病院事業管理者(藤田佳宏君)  市民病院の建て替えについてのマスタープランの内容と今後の計画についてのご質問がございましたので、お蔭で市民病院として発足いたしまして、昨年の10月で5年を迎えまして、24時間の救急医療を初めとして市民の医療に役立つように日夜努力をしておるんですが、不十分ながら幾分か要望にこたえられたように思っております。それにつきまして、松原議員を初めとして当時の議員の皆さん方には随分いろいろご協力をいただきましたこと、この場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。  質問の中にありましたように、移譲に際しまして地域医療審議会で500床の病床の構想を初めとして、いろいろ構想が打ち出されたんでございますが、当時から少し医療の事情が、我々を取り巻く医療事情が変わっておりまして、平成8年度にマスタープランを作成いたしました。その内容は、診療科目、病床数を初めとした土地利用計画、あるいは資金計画などについての基本調査をしたものでございます。  ご指摘がありましたように、国立病院時代の建物を使っておりますので、既にもう30年以上経っております。当時と比べまして現在の医療をあの中でやるということには、物理的に問題がありますので、近いうちに確かに建て替えをしていただくということが必要になると思いますが、ご存じのように我々のまた医療情勢がどんどんと変わっております。近く第4次の医療法の改正がございますし、それから、もう既に地方分権の一つとして地域保健法というのが施行されております。それからまた、先ほどからいろいろ問題になっております介護保険が近く導入してまいりますので、こういうふうなことで福祉分野とか保健の分野との関連性が、どうしても我々のような自治体病院にはどうしてもかかわりをせねばならんということで、こういうことを含めますと病院を建て替えをしますには、恐らく少なく見積もっても100億以上の巨費が要りますので、この21世紀の前半を見通して随分先を見通した上で、しっかりした病院を作らなければならないと考えております。そういうことで、当然このマスタープランを参考にしながら検討していくわけでございますが、具体的なものにつきましては、順次この今後の医療情勢をにらみながら計画をしていく必要があるんじゃないかと考えております。  次に、老人患者の薬剤負担の軽減と病院への影響についてのご質問がございましたが、一昨年に老人の薬剤の一部負担が取り入れられて患者さんが少し減ったというふうなことがいろいろ各医療機関で取り沙汰されておりますが、我々の病院ではそう大した影響はございませんでした。しかし、そういうことで今の不況の中で年寄りの負担を軽くしようということで、本年の7月に、ご指摘がありましたように、老人保健医療受給者に対する臨時特別措置が実施されるということになっておりますが、これに伴って従来の老人患者の外来の薬剤一部負担が廃止されるということになります。そうなりますと、医療機関には老人の受診者が増加するということが予想されますが、我々の病院には収入面ではそんなに影響がないんではないかと考えております。  それから次に、感染症のことで感染症新法についてのご質問にお答えしたいと思いますが、ご存じのように、今までの伝染病予防法、私の記憶では明治30年代に制定されたもので、もう100年以上もこの法律に伴ってやっておりますし、性病予防法についても同じであります。近年、抗生物質を初めとした化学療法が進歩しまして、ほとんど感染症というものの恐怖が当時と比べて大分少なくなったということはありますし、またエイズというような新しい感染症が登場してまいりましたので、いろんなことがそぐわなくなったということで新たに「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」すなわち「感染症新法」が本年の4月から施行されます。  従来こういうふうな病気に対しましては、治療というよりも隔離というものを最優先にしたものでありまして、私のとこの病院の横に中丹伝染病隔離病舎というのがございます、20床ございます。これが今度新しく伝染病という言葉ももう余りよくないということで感染症というふうに統一されたのでありますが、新しい法律ですと20万人に4床ですか、そういうことで余り病院の中に取り込んでもいいというふうな法律らしいんです。そういうことで、今、京都府が新たに指定医療機関を指定することになっておりまして、我々の病院もこのかかわりがありますので、この中丹医療圏の中でそういうことを受け持つということが指定されるということになりそうでありまして、今、京都府と協議中でございます。人権に配慮したことを考えて、患者の収容あるいは退院に関しましても、感染症審査協議会というものが設置されて、そこで行われることになっておりまして、今、京都府において準備をしております。我々の病院からも数名の医者をそのメンバーに推薦したところでございます。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  企画部長。 ○企画部長(田中定行君)  ご質問の中に福知山線の100周年記念イベントの内容についてがございましたが、明治32年7月15日に阪鶴鉄道として福知山・大阪間が開通したわけでして、以来100周年が本年度ということになるわけでございます。福知山線の複線化促進期成同盟会やJR西日本などでも本年の10月上旬には沿線のイベントを計画されておりまして、これとの連携、あるいは記念日になります7月15日のイベント、そしてさらに9月25日はポッポランドの開設1周年ということでございまして、これとの連携等をあわせて今後具体的に詰めてまいりたいというふうに考えております。  それから、鉄道利用に関しまして、JRの特急回数乗車券の交付についてございましたが、本議会で条例改正等をお願いしておりますが、ご承認いただきました後、公務出張に係りますJR利用につきましては十分周知をしていくようにしたいと考えておりますけれども、職員の通勤に関しましては、各線のダイヤの利便性とか、乗り継ぎとか、あるいは駐車場の確保等の問題等もございまして一律にというわけにはまいりませんが、極力利用していくように啓発をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(塩見 仁君)  助役。 ○助役(髙日音彦君)  感染症対策のご質問の中で法律が失効する中で条例改正等を行う必要があるんじゃないかというご質問があったわけですが、ご承知のとおり、3月31日で法律が、現行の法律が切れて4月1日から新法に移っていくわけでございますが、その新法に移ってからの処理というものは地方自治法に基づいた処理になってまいります。したがいまして、現在その処理の仕方について、関係3市3町で協議を進めておるわけでございまして、しばらくその時間をちょうだいいたしたいと思っております。 ○議長(塩見 仁君)  病院事業管理者。 ○病院事業管理者(藤田佳宏君)  看護婦の問題が抜けておりましたんで。市民病院になりまして、引き続いて、国立病院時代から引き続いて看護学校を1学年30名ということで進学コース2年課程を存続しておりまして、今まで卒業生が115名、今年を入れましてですね。その中で京都府全体では43人が京都府に看護婦として勤めておりまして、そのうち27名が我が市民病院に看護婦として働いております。ちなみに平成8年には9人、平成9年には5人、平成10年には10人、今年は3人ということで、かなりの数の卒業生が我々の病院で働いてくれております。 ○議長(塩見 仁君)  総務部長。 ○総務部長(芦田勝己君)  ご質問の1番でございますが、この本市の不況の実情というお尋ねがあったと思うんですが、その影響というふうなことですが、本年1月18日に閣議決定をされました平成10年度の我が国の経済情勢というふうなものを見ておりますと、平成10年度の我が国の経済、国民総生産の実質成長率は当初予想を非常に下回ってマイナス2.2%程度になるというふうなことが書かれております。  そうした状況の中で、本市の、本市と申しますか、この福天地方におきます業種ごとの実態を、これは昨年の12月に福知山信用金庫さんが出されました福信ビジネスレポートという冊子によりまして、この中に載っております状況から見てみますと、平成9年の12月期と平成10年の12月期、1年前と1年後の業況判断指数というのが載っております。その業況判断指数というのは売上額でありますとか、あるいはまた収益、仕入れの状況、在庫の状況、資金繰りと、そういったことのトータル的なものの指数のようでございますが、それで各業種の皆様にアンケートされたようです。その中で「よい」と答えられた企業から「悪い」と答えられた企業の状況を差し引いた指数ということなんですが、これが業況判断指数ということになっておるようですが、これで見てみますと、平成9年におきますワーストワンの方から申し上げますと、小売業がマイナスの55.8、2番目が卸売業でマイナスの52.9、それから3番目が不動産業のマイナス42.9、それから4番目が製造業で35.7、そして5番目が建設業で35.5、それから6番目がサービス業で32.4と、これはいずれもマイナスです。というふうな状況でございまして、これが平成10年の12月期で見てみますと、1番目が卸売業のマイナス100.0と、それから2番目が小売業のマイナスの67.3、3番目が製造業のマイナス64.3、それから4番目が不動産業の62.5、5番目が建設業のマイナス48.5、サービス業のマイナス41.7と、こういうふうな状況になっておりまして、全業種の状況を見てみますと、9年の12月期ではマイナス43.0という状況が10年の12月期ではマイナスの60.7と、こういうふうな状況になっております。このマイナスの数字が大きいほど業況は悪いということが言えるということのようでございます。  それから、雇用の状況ですが、これは福知山職業安定所管内による数字でございますが、有効求人倍率を見てみますと、昨年ですが、平成10年1月では1.09、それから平成10年9月では1.04、それから本年の1月では0.98と、これもこういうふうに下がってきているのが実態のようでございます。  それから、中小企業の倒産の件数はというふうなお尋ねもございましたが、これの状況、これも福天管内ということで、手形交換所の状況を調べてみますと、手形の不渡り状況、あるいはまた手形の取引停止状況でございますが、平成8年度では手形の不渡り状況が37件、それから9年度では121件、それから10年度では63件、ただし10年度につきましては、昨年4月からこの2月までの11カ月間ということでございます。それから手形の取引停止状況を見てみますと、8年度が5件、それから9年度が22件、10年度が12件、こういうふうな状況になっておるようでございます。  それから、公共事業の発注状況のお尋ねもあったと思うんですが、これは本市に限りまして申し上げますと、契約額が500万円以上の工事並びにコンサル発注の分でございますが、平成8年度では214件、平成9年度では205件、それから平成10年度では194件と、こういう状況で、こうした公共事業の発注の効果、影響というふうなお尋ねもあったかと思うんですが、これは政府が行っております、いわゆる経済対策、特に昨年11月に国の第3次補正ということで緊急経済対策ということが打ち出されまして、このときは17兆円だったと思うんですが、こうしたものを受けて、さきの1月臨時会でもいろいろお世話になったわけですが、そうした影響が今後地域振興券の交付も含めて出てまいるんじゃないかというふうな期待を持っております。  それから、暮らしの資金の貸し付け件数ですが、これは夏期と年末を合わせますと、平成9年度が63件、それから平成10年度が46件という状況でございます。それからまた、生活保護の実態でございますが、平成9年12月と平成10年12月との比較で見てみますと、平成9年12月が308世帯の472人、平成10年12月が336世帯の518人と、こういうことで増えてはおりますけれども、議員さんおっしゃいますそうした不況といいますか、が直接的な原因という、あるいはまた倒産とか、そういったことが直接的な原因というよりも、内容的に見てみますと、高齢でありますとか、あるいは病気でありますとか、母子でありますとか、こういった部分で増となっているように思っております。  それからもう1点、金融機関の貸し渋り状況のことも触れられたと思うんですが、特別保証安定化法に基づくこの貸し渋りの申請認定件数でございますが、平成11年2月末まで、これは10年度ですが183件と、こういうことになっておりまして、この認定の理由といたしましては、損保評価額の減少でありますとか、あるいは借り入れ困難による預金の取り崩しでありますとか、資産売却と、こういったことによるようでございます。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  市民部長。 ○市民部長(塩見英樹君)  鉄道利用助成につきましてのお尋ねについてでございますが、鉄道利用の団体補助制度につきましては、ご承知のとおり15名以上の団体が鉄道を利用された場合、一定の区間につきまして3割補助をいたしておるという状況でございます。今年度につきましては、チラシ等を作成いたしまして市民の皆さん方に啓発、またPRをやってまいったところでございますが、現在のところ非常に利用が伸び悩んでおるというふうな状況下でございます。今後、補助対象区間なり、また対象人員等、要綱の内容につきまして検討を加えまして、鉄道利用増進協議会でお世話になっておりますんで、そうした中で協議をしてまいりたいというふうに考えております。  それからもう1点、薬価の改正による国保への影響はどうかというご質問があったと思います。老人の薬剤の一部負担金が国が負担するということになったわけでございますが、このことによりまして老人の方の受診率が上がりまして、医療費総額が増えてくるということが考えられるということでございますけども、その影響分につきましては、当然国が負担してくるということになりますために、国保事業には直接的な影響はないであろうというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  23番、松原君。 ○23番(松原忠一君)(登壇)  先ほどから五つの項目について質問いたしましたところ、大方の回答をいただきました。この際、最後に一言ごあいさつをさせていただきたいと思うのであります。  私、来る4月の統一選挙には立候補することなく、今期で退任をさせていただくという決意を表明したところでございます。思い起こしますと、去る昭和34年4月の統一選挙以来、今日まで40年の間、福知山市議会議員として務めさせていただきまして、この間、市長は天野市長が3年、塩見市長が28年、現中村市長が9年の関係でございますし、私が34年以来、議員さんとおつき合いをしたのは10回で135人ということで、名簿を見ましたところあるようでありまして、この人たちとのおつき合いをいただきまして大変なご支援とご協力、こ厚情をいただきまして、今日来ておりますことについて厚くお礼を申し上げたいと、このように考えるところであります。  私がお世話になった昭和34年の一般会計を見ておりましたら5億4,000万でございまして、そして、今年の278億800万から見ますと、ちょうど55分の1、これ40年間に55倍に予算が上がっておるんかなと、こういうこともあるわけですが、全会計入れましたら、もう100倍以上になっておると、こういうことですが、人口の面で見ておりましたら、昭和34年というのは6万3,666というのが一般的に書かれておるわけですが、それ以後、ご存じのとおり一極集中、東京にみんな人口が集まっていくという格好で、本市の場合も例外ではなく、6万3,666人から5万7,174人まで約6,000人以上、人口が減りました。ところが平成11年の2月末、今年の2月末では6万8,844人いうことで、約1万1,000人の人口増を見たという実績であります。  さらに、今年の予算が計上されておるものが具体的に実施をされていくというようになるなれば、私は先ほども申し上げておりましたように、必ずや本市が長田野工業団地を実現をして、立派に人口増やら市内の基幹産業その他の、言うならば消費都市から生産都市に体質改善したという第1期の発展期に加えて、必ずや第2期の興隆期が来るもんだろうということが期待できる内容になりつつあると、こういうふうに考えますし、特に本市の場合は昼間人口につきましては、京都府下一ということをずっと保ってきておるという状態は、大変、よそにはない状態でございまして、このことは本当に本市の高揚期を十分これから見通せることの大きな要素だと、こういうように考えておるところであります。  議員の皆さん方には4月の選挙にはほとんどの方が立候補されるわけでございますから、ひとつ堂々と勝ち抜いて21世紀には地方分権の市政を守り抜いていただきたいし、さらに中村市長さんほか、各執行部の皆さん方には大変なお世話になりましたことを感謝いたしますと同時に、執行部も議員の皆さん方も十分健康に留意をされまして、そして21世紀の本市の発展を目指して、元気で頑張っていただきますことを祈念を申し上げ、私、大変今日までお世話になりましたことのお礼を申し上げて質問の締めくくりとさせていただきます。どうもありがとうございました。                    (拍 手) ○議長(塩見 仁君)  この際、お諮りいたします。  質疑の通告者はまだおられますが、本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  次回は、明11日午前10時より本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって延会いたします。ご苦労さまでした。               午後 5時29分  延会...